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明日から授業再開、がんばるぞ。この休み中はずっと寝てたからなあ。明日の予習しないと。

今日はテレサ・テン(鄧麗君)没後10周年。今日新聞で見て気がついた。彼女の中華圏での影響力については今更言うまでもない。

彼女の生前、有名なざれ言葉に「中国は二人の鄧によって治められている。昼間は鄧小平、夜は鄧麗君(テレサ・テン)」というものがあったが、自分が中国に関心をもつきっかけを作ったのも実はこの「二人の鄧」だった。

あの「事件」が起きた頃、自分は三国志好きのただの高校1年生だった。あの事件の衝撃は忘れられない。自分は、一方で中国という国の複雑怪奇さにとまどいながらも、一方で非常に中国にひきつけられた。それ以来、放課後はひたすら図書館で、「中国」と名のつく本すべてをむさぼり読む毎日をすごすことになる。そして、大学・大学院と中国史(東洋史)を専攻することになった。

それから、大学で中国語を勉強し始めたとき、よくテレサ・テンの歌で中国語の発音を練習した。「時の流れに身を任せ」(我只在乎你)とかはよくカラオケで歌っていたものだ。それに、彼女の中国現代史を象徴するような数奇な運命もまた、魅力的で神秘的だった。今でもレパートリーには彼女の歌が欠かせない。

私を中国に連れてきたくれたのはこの「二人の鄧」だった気がする。

「二人の鄧」はもういない。

 

『但願人長久』(原題:水調歌頭)

水調歌頭

蘇軾

丙辰中秋 歓飲達旦 大酔作此篇 兼懐子由

 

明月幾時有 把酒問青天

不知天上宮闕 今夕是何年

我欲乘風歸去 又恐瓊樓玉宇 高處不勝寒

起舞弄清影 何似在人間

轉朱閣 低綺戶 照無眠 不應又恨 何事長向別時圓

人有悲歡離合 月有陰晴圓缺 此事古難全

但願人長久 千里共嬋娟

 

水調歌頭(すゐてうかとう)

蘇軾

丙辰の中秋 歓飲(くわんいん)して旦(たん)に達す 大いに酔ひ此の篇を作り 兼ねて子由を懐(おも)ふ

 

明月幾時よりか有る 酒を把(と)りて青天に問ふ 

知らず天上の宮闕 今夕(こんせき)は是れ何の年ぞ

我 風に乘りて歸り去(ゆ)かんと欲す 又た恐る瓊樓玉宇(けいろうぎよくう)  高き處寒きに勝(た)へざらんことを

起ちて舞ひ清き影と弄(たはむ)る 人間(じんかん)に在るに何似(いづれ)ぞ

朱閣に轉じ 綺戸(きこ)に低(た)れ 無眠を照らす 應(まさ)に恨あるべからざるに

何事ぞ長(とこし)へに別時に向て圓(まど)かなる

人に悲歡(ひくわん) 離合(りがふ)有り 月に陰晴(いんせい) 圓缺(ゑんけつ)有り 此の事古へより全うし難し

但(た)だ願はくは人の長久に 千里 嬋娟(せんけん)を共にせんことを