歴史バトン

さて、歴史バトンです。春蘭様からバトンをいただいてきました。
「歴史バトン」とは最近ブロガーの間ではやっているmusic batonの変種とでもいいましょうか。みんなで自分の好きな歴史上の人物や分野を語り合うものですな。
 
では、参りましょうか。
 
 
★歴史に関係する本の所持数
 
数百冊。瀋陽にも百冊はあります。
ほとんどが中国史と軍事もの。大地震が起こったら本当にやばいかも(笑)
 
 
★今イチオシの人物
 
張作霖・張学良親子。しがない獣医が馬賊に仲間入りしたら、水滸伝を地で行くうそみたいな快進撃。ついには「東北王」といわれるまでに。
 
奉天(現 瀋陽)を近代都市に脱皮させたのはこの親子。瀋陽駅前の「満鉄附属地」以外は彼らのプランやしね。
 
 
★印象に残っている戦い
 
サルフの戦い(明VS清)
騎兵の機動力を生かし、数倍の明軍を各個撃破。ヌルハチ会心の勝利。
以後、戦いの主導権は清へと移った。
 

 

★好きな、若しくは特別な思い入れのある人物5人

 
ヌルハチ・・・満洲族伝統の勇気と、商業に従事して得た計算高さが不思議に同居
 
蘇軾・・・明朗闊達、つねにユーモアを忘れない詩風。
 
譚嗣同・・・大学のゼミで、戊戌の政変から義和団事変にかけての史料を購読していましたが、変法に殉じたあの死に様は今でも忘れられません。
まあ『蒼穹の昴』の影響もありますが(笑)

 

ハイランチャ(海蘭察)・・・エヴェンキ(鄂温克)族の一兵卒から将軍にまで出世した、たたき上げの老将。乾隆年間のほとんどの戦争に参加した古強者。勇猛さと状況に応じた柔軟な戦術眼を併せ持つ。ネパールでグルカ兵とも戦っている。 

 

韓信・・・まさに軍事的天才。だが政治的感覚がまるでなく、劉邦に粛清の口実を与えてしまい、結局は「狡兎死して走狗烹(に)らる」ることに。でも、好きな人物です。

(次点)

ガルダン・・・最後の遊牧帝国ジューンガル部のリーダー、新技術導入に貪欲で、ロシアやウイグル族から火器を導入し、一気に勢力を拡大。清朝にも対抗。

 

いやあ、どうも清や北方に集中してしまいましたね。選ぶのはほんとうに難しい!

バトンを受け取りたい方、お好きなだけどうぞ!

 

 

 

 

歴史バトン” に対して2件のコメントがあります。

  1. yvette より:

    ひとつ聞いていい?中国の歴史の中で、どうして清朝が一番好きですか?

  2. 電羊齋 より:

    色々理由がありますが、やっぱり今の「中国」を作ったのは清朝だからです。行政区分や領土もほぼ清朝時代のものですし、旗袍など服装文化にも影響があります。また、中国政府の提唱する「中華民族」(雍正帝の「大義覚迷録」にすでにこの概念がある)や「統一的多民族国家」もそもそも清朝の政策を受け継いだものです。したがって、中国を知るにはまず清朝を知らなければなりません。

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