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中国語(日本語)を勉強したことのある方ならご存知のとおり、日本語と中国語には同じ漢字でも意味の異なる言葉がたくさんある。そしてこれは人名でも同様だ。
 
もちろん、男性名に強さ、勇敢さ、大胆さ、女性名にやさしさ、美しさ、細やかさをあらわす字を選ぶのは共通だが、漢字の意味とイメージの違いから、同じ字でも日本と中国で男名前になったり女名前になったりする。
 
たとえば、「英」、「敏」、「秀」という字は日本では男性名に使われることが多いが、中国では女性名によく見られる字である。中国では「英」は花(日本でも「英(はなぶさ)」という姓がある)という意味があり、「敏」は日本語の「俊敏」のイメージより敏感、細やかさというイメージが強く、「秀」も中国では「美しさ」のイメージを含む漢字である。
 
参考ながら、清代、旗人の女性から宮女や妃を選抜して取り立てることを「選秀女」と呼んだりしている。
 
したがって日本の「英敏」さんや「秀敏」さんは中国では女性と間違われる可能性がある。
 
日本の女性名に非常によく使われる「子」も、中国では男性名やあだ名、通称として使われる。
数年前大人気となった「東北一家人」というコメディドラマにも「順子」というあだ名のお調子者の男性が登場する。
 
また、1950年代から70年代ごろにかけては、時代の風潮の影響で、女性でも「建国」、「建軍」、「兵」などの「革命的」な名前や、男性的な名前が流行した。
以前、私も日本で「兵」という名前の中国語の女性講師に出会ったことがある。
本人もあまりこの名前が好きではないらしく、普段は「兵」と同音の「冰(氷)」という通称名を使っているとのこと。
 
 
変わったところでは、「超」や「越」という名をつけた中国女性もいる。そして、なんと「超男」や「越男」と名づけられた女性もいる。男に負けない女になるという意味らしい。
以前、タイトルは忘れたがある中国映画を見たとき、「超男」という名前の女性が出てきてびっくりしたことがある。