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時事ドットコム:清末の光緒帝、死因はヒ素中毒=毒殺説を裏付け-中国政府調査(香港2日時事)

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008110200138

 

现代技术确证清光绪帝死于急性砒霜中毒

http://xk.cn.yahoo.com/articles/081103/1/enzd.html

 

  今日、中国の各マスコミで大きく報道されています。

 光緒帝の頭髪、遺骨や衣服を調査したところ、致死量をはるかに超えるヒ素が検出されたとのこと。

 

 光緒帝は、光緒三十四年(1908)に死去したが、その日が西太后(慈禧太后)死去の前日だったこともあり毒殺説が根強かった。だが1980年に光緒帝の陵墓が発掘された際の調査では頚椎や頭髪からは中毒の痕跡が見いだせず、遺体にも外傷が見られなかったことから、いったんは肺結核による病死説に落ち着いた。

 その後2003年、中央電視台、清西陵文物管理処、中国原子力研究院や北京市公安局(警察本部)法医学鑑定センター等による共同研究プロジェクト「清光緒帝死因」専門研究課題チームが編成され、同時に国家清史編纂委員会の研究プロジェクトにも組み入れられた。

 そして、研究チームが約5年の時間をかけ、最新の技術を用いて光緒帝の頭髪、遺骨や衣服を新たに分析した結果、致死量をはるかに超える大量のヒ素が検出され、史料とも照合し、毒殺という結論に至ったらしい。

 

 ただ、毒殺者が誰かはまだわからないとのこと。

  西太后か、宦官の李蓮英か、はたまた袁世凱か?

 

 

 

 こういう学際協力による研究は面白いですね。

 ただ、ヨーロッパではヒ素は遺体の防腐処理に用いられる場合があり、遺体からヒ素が検出されても毒殺とは断定しにくかったりするんですが、中国ではどうなんでしょう?

 

(追加:前近代中国の遺体防腐処理は朱砂(硫化水銀)が主流だったようです)

 

 続報期待!

 詳細な調査報告書の出版を待ちたい。