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本日7月1日から中国国内で予定されていた新品PCへの綠壩(绿坝  グリーンダム)インストール義務付けがひとまず延期。
さっき、ネットで調べ物中偶然発見。

主な報道は以下の通りです。

 

中国政府、「検閲ソフト」義務化を延期 新華社報道 (NIKKEI NET  30日 22:07)

中国が有害情報遮断ソフト搭載義務付けを延期 (MSN産経ニュース 2009.6.30 23:24)

中国推迟强制安装“绿坝”软件 (财经网 2009年06月30日 22:49)

工信部回应绿色上网过滤软件问题:绿坝可推迟预装(中国网 2009-07-01 06:46)

 

記事によると、昨日中国工信部(工業・情報化省)が突然延期を決定、昨夜(30日夜)になって報道されたとのこと。工信部は理由としてメーカー側の準備不足を挙げており、これまでの方針には変化はないとのことです。具体的な延期期間については明らかにしていません。

これまでこのブログでも取り上げてきたとおり、綠壩については国内外からいろいろ批判がありましたし、後述のようにメーカー側やPC店側の対応もほとんど進んでいませんので、ひとまず様子を見るということでしょう。

以下の記事は延期が正式に発表される前に配信されたものですが、これらの記事だけを見ても政策がうまくいっていないことがわかります。
記事によれば、施行前日(6月30日)の段階でも、メーカーやPC店は
綠壩に関する政策通知を何も受け取っていなかったようです。
また、中国内外の各有名メーカーやPC店もソフトのプリインストールまたはCD等による提供にはおよび腰で、現在北京はじめ各都市のPC店で売られているPCで綠壩がインストールされているものは皆無のようです。強引な見切り発車という感は否めなかったですね。

 

“绿坝预装令”真成大忽悠 (新华网江西频道 2009-06-30 10:49:34 )

工信部的好心为何成了驴肝肺(中华工商时报 2009-06-30)

中关村品牌电脑未见“绿坝”踪影(千龙网 2009-06-30 15:22:33 )


 

一つ目の記事は新華社配信ですが、工信部の強引な見切り発車にかなり批判的です。少し引用してみます。

这不能不说是一次政策决策上的失误,制定政策首先要经过周密的调查研究,要广泛的征求来自各方面和阶层各行业的意见,也可以在网上搞一次民意测验,决不可闭门造车。这次的失败为国家浪费了几千万元的资金,肥了个别人的腰包,这种官僚主义的工作作风实践证明已经给国家造成了较大的经济损失,更重要的是造成了不良的政治与社会影响,这些部门的负责人应该被问责,应该被处罚和处理。

これは政策決定上の誤りと言わざるをえない。政策を制定するにはまず周到な調査研究を行い、各方面・各階層・各業界から広範に意見を募らなければならないし、ネット上で世論調査を行ってみるのも一つの方法であって、決して主観的な独りよがりに陥ってはならないのだ。今回の失敗により国の数千万元もの資金を浪費させて、他人の懐を肥え太らせてしまった。こうした官僚主義的態度は国家に大きな経済的損失をもたらすことを実践によって証明したし、より重大なのは有害な政治的・社会的影響を生じさせてしまったことだ。これらの部門の責任者は問責、処罰および処分を受けるべきだ。

新華社の記事は、政策の方向性やソフトそのものを批判したわけではなく、あくまで政策決定過程と実行上の誤りを批判したものです。しかし、こうした批判記事が新華社のウェブサイトに掲載されているところをみると、政府や工信部内部にもいろいろと意見の相違があるのかもしれません。