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今日、ネットで偶然こんな記事を見かけた。

 

中国で中国語は学べない | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト 

2010年02月17日(水)16時27分  メアリー・ヘノック(北京支局)

[2010年1月27日号掲載]

 

この記事の内容は自分の留学生活時代の実感と同じ。

自分が留学していた時も、教科書は退屈で現実社会からかけ離れた内容が多く、応用例文も少なかったし、授業も多人数クラスで会話練習が少なく、ただ教師の話を聞くだけという感じだった。

そのため留学生仲間の中には、ある程度中国語が話せるようになると退屈な授業では物足りなくなり、授業をサボって旅行に行ったり、街で遊んだり、趣味に没頭する者も多かった。

 

そこで、私の場合は、授業でできるだけ積極的に発言したり、ギャグを飛ばしたりして、教師の会話を引き出すようにしていた。会話練習だけなら他の場所でもできるが、きちんと間違いを正してくれる教師が目の前にいる方がいいに決まっているので、授業時間内にできるだけ会話しようと必死だった。

毎日の相互学習(中国人学生と互いに言葉を教えあう)では、学生たちと新聞を読みながら時事問題についても議論したりした。議論が白熱してくると、興奮して思わず机を叩いてしまったこともあった。今思えば、全く大人気なかったと思う。幸い中国人学生たちが大人で助かったが。

彼らと本音で語り合ったのが留学生活最大の収穫だった。彼らとは今でも時々連絡を取り合っている。


授業のある日には、毎朝校門前の新聞スタンドで現地の新聞を買って休み時間に読んだりしていたし、時々図書館で自分の好きな清朝史関連の本を読んだりした。

授業や相互学習が終わり、部屋に帰ったあとも、ネットで中国人とチャットしたり、テレビの演芸番組、漫才やコントをできるだけ見るようにしていた。料理や家事をしている時もテレビをつけっぱなしにしていた。

さらには、バスや自転車で間に合う場合でもわざわざタクシーを利用し、なまりのきつい運ちゃんと会話したりすることもあった。

日本からビジネス中国語や中国語スラングの教材を送ってもらったりもした。


そこまでしなければ、中国人と普通に会話できるようにはならなかった。どの語学留学でも大なり小なりそういうものかもしれないが、中国の場合、留学生向けの授業で身につけられることはあまりにも少ない。

 

まとめると、中国の外国人向けの中国語教育はまだまだ時代遅れだ。中国語学習者の急増に対し、システムやノウハウが追いついていない。私の留学時代の先生方はみな真面目で情熱にあふれていたが、上述のようにシステムやノウハウが時代遅れではどうしようもなかった。

中国ももちろんこの問題には気づいており、記事にもある通り教科書の改善を行ったり、大学に中国語教師養成コースを設けて中国語教師の体系的な育成に力を入れ始めているが、解決にはまだ時間がかかりそうだ。