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   旧聞に属しますが、7月14日前後の中国各メディアの報道によりますと、グリーンダム(绿坝)のメーカーの資金繰りが悪化し、グリーンダムプロジェクト北京事務所が閉鎖され、従業員も大部分が辞職したとのことです。鄭州の事務所も瀕死の状態で、従業員の三分の二を解雇したようです。今年に入って、政府からの補助金をカットされたのが致命傷になったらしいですね。

(まとめ)
世界を騒がせた検閲ソフト「グリーンダム」がひっそりとオフィス閉鎖=資金難が原因―中国 – レコードチャイナ
国家戦略のなれの果て – 中国語翻訳者のつぶやき

(中国国内の報道)
绿坝软件项目组缺乏经费遭遣散 – 京华时报·京华网 
绿坝郑州团队减员2/3 现已不足100人_产业公司_新闻频道_一财网
绿坝软件供应商否认项目遣散报道_产业公司_新闻频道_一财网 
汹涌民意冲垮绿坝 – 南方周末 (評論記事)

 政府もグリーンダムプロジェクトを完全に見放したようです。
 現在グリーンダムをインストールしているユーザーは教育機関やネットカフェ等を中心に2000万人ほどいるようですが、ユーザーもサポートが受けられなくなるかもしれないとのことです。メーカー側はグリーンダムプロジェクト解散やサポート停止の噂を否定していますが、いずれにせよ時間の問題でしょう。
 公式ウェブサイトは一応まだ残ってはいますが、今年に入ってから外部マスコミ配信のネットニュースの「百态网络」以外の情報がほとんど更新されていません。

绿色上网-绿航网官方网站 (公式ウェブサイト)

 政府の支援を受けられなくなった御用商人に未来はありません。
 結局は4000万元をむだ使いしただけで終わったようで。

 最後に『南方週末』の評論記事の末尾を引用して、総括としたいと思います。

回首往事,绿坝死前早已奄奄一息,这既是舆论监督的神效,也是公众围观的结果。从这个意义上说,绿坝属于民意和公平正义的祭品,死了倒能体现出正面价值,也算死得其所。

振り返れば、グリーンダムはその死の前からすでに虫の息だった。これは世論による監督の優れた効果であり、大衆の視線による結果でもある。その意味から言えば、グリーンダムは民意と公平正義のための供物であって、死ぬことでかえって正しい価値を体現できたのであり、よい死に場所を得たともいえる。