読書記録(2016年8月)

毎月「読書メーター」の「まとめ」機能を使用して生成したブログ用記事を掲載。
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8月もそうでしたが、月の前半は読書時間を取れるけど、後半は忙しくて読書時間が取れない傾向あり。
2016年8月の読書メーター

読んだ本の数:10冊
読んだページ数:1990ページ
ナイス数:49ナイス

サイコロ特攻隊 (ハヤカワ文庫JA)感想
Kindleアンリミテッドで早速無料ダウンロード。なんというか、日本という国と日本人の嫌〜な面が色々と描かれている。作者かんべむさしの批評眼はなかなかのもの。時代背景となった1970年代とは国内外の情勢は大きく変わったけど、今でも鑑賞に堪える。
読了日:8月4日 著者:かんべむさし


関白秀次の切腹関白秀次の切腹感想
日記を中心とする一次史料を読み直し、秀次切腹事件に新説を提示。秀次の高野山行きと切腹は秀吉の意思によるものではなく、秀次の意思によるものではないかという興味深い問題提起。個人的には、秀次切腹事件の史料として多く取り上げられてきた『大かうさまくんきのうち』の史料価値は、実は同著者の『信長公記』ほどではないという記述が驚きだった。
読了日:8月4日 著者:矢部健太郎


決戦・日本シリーズ (早川文庫 JA79)決戦・日本シリーズ (早川文庫 JA79)感想
表題作「決戦・日本シリーズ」が楽しい。阪神沿線と阪急沿線の気質の違い、対抗意識、当時の雰囲気が面白かった。懐かしい。とうとう実現しなかったなあ、今津線シリーズ。実現しないかなあ、なんば線シリーズ。
読了日:8月16日 著者:かんべむさし


マルコ・ポーロ―『東方見聞録』を読み解く (世界史リブレット人)マルコ・ポーロ―『東方見聞録』を読み解く (世界史リブレット人)感想
『東方見聞録』と『元史』等の他史料を照合し、裏付けの取れる部分と誇張された部分を示しており、面白く読めた。マルコがフビライのケシクに属していた可能性、フビライ宮廷の事情など興味深い内容が多い。そして、『東方見聞録』に導かれて旅立ったコロンブスが、パトロンのイザベラ・フェルディナンド両王から「大カーン」宛の書簡を託されていたというエピソードは印象的。コロンブスは「大カーン」への使者でもあったのか。
読了日:8月18日 著者:海老澤哲雄


彩雲のかなたへ―海軍偵察隊戦記彩雲のかなたへ―海軍偵察隊戦記感想
零式水偵、二式艦偵、彗星、彩雲と次々と乗機を乗り換え、戦場の空を飛び続けた搭乗員の手記。教育訓練の様子、水偵の射出と揚収、偵察飛行、写真撮影、通信、航法など、当時の偵察機搭乗員の戦いぶりが克明に記され、史料的価値が高い。重巡利根の零式水偵による南太平洋海戦での偵察飛行、二式艦偵による「あ号作戦」前の長距離偵察飛行、わずかの差が生死を分けたフィリピンの戦い、そして松山の三四三空「奇兵隊」の彩雲での戦い。そして戦後も海自、民間で飛び続けた。空に生きた人の貴重な記録。
読了日:8月19日 著者:田中三也


ライジングサン(11) (アクションコミックス)ライジングサン(11) (アクションコミックス)感想
25キロ行軍かあ。自分の時は昼間、晴天でした。夜の演習場は部隊配属後に経験。夜露と雨は地味に体力を奪いますね。主人公たちはこれからどうなることやら。個人的には背囊に荷物を詰めるときにジップロックに入れて、空気を抜いて圧縮するところが懐かしかったです。
読了日:8月19日 著者:藤原さとし


ゴールデンカムイ 5 (ヤングジャンプコミックス)ゴールデンカムイ 5 (ヤングジャンプコミックス)感想
変人殺人鬼辺見、ニシン御殿、マタギ谷垣の本領発揮、そしてアシリパの秘密。本巻も盛りだくさん。いよいよ急展開か?シャチの竜田揚げ食べたい!アットゥシの製作工程も面白い。最近、国立民族学博物館でアットゥシの着物を見てきたところなので、読んでて楽しかった。
読了日:8月19日 著者:野田サトル


ゴールデンカムイ 6 (ヤングジャンプコミックス)ゴールデンカムイ 6 (ヤングジャンプコミックス)感想
ドリフ感溢れる殺人ホテルの大乱戦がスンゴイ。あのアシリパさんが下ネタキャラに(^_^;)!「◯ンポ先生」って。キロランケさんって、アムール川流域からきたのね。爆弾スキルも持ってるのね。後半の茨戸の大抗争は西部劇風味でこれまた面白い。描写は残酷なんだけど、ギャグのキレも最高というギャップを楽しめる巻。
読了日:8月19日 著者:野田サトル


ゴールデンカムイ 7 (ヤングジャンプコミックス)ゴールデンカムイ 7 (ヤングジャンプコミックス)感想
謎の女占い師インカラマッ。どうやらアシリパの父と知り合いらしい。今後もどこかで物語に絡んできそう。いいキャラ。札束風呂ネタといい、競馬といい、白石さんは完全にコメディリリーフwww。これまたいいキャラ。ヒグマとの戦い、親分と姫の話は強烈な印象。
読了日:8月19日 著者:野田サトル


伊達エルフ政宗 2 (GA文庫)伊達エルフ政宗 2 (GA文庫)感想
知られざる笑撃の史実多し。武田騎馬隊の無敵の強さの秘密は、デュラハンなので首を落とされることがないからとのことww個人的には徳川イエティ家康が面白いキャラだと感じた。ラブコメ要素もいろいろ。視野が東北から東国、全国へと少しずつ広がりつつあり、次の展開も面白そう。
読了日:8月28日 著者:森田季節

 

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