瀋陽・遼西旅行記 その3 瀋陽故宮(2012.8.25)

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 25日朝、起きてからホテルの部屋のTVをつけると、アポロ11号で人類初の月着陸を成し遂げたアームストロング船長の死去のニュースをやっていた。

 8時頃、新しいカメラを持ってもう一度瀋陽故宮へ。
   朝から観光客が多い。
 開門時間の8時半ごろには大清門のあたりに人だかりができていた。
 25日は瀋陽故宮の中路・西路を中心に見学。

大清門大清門 

崇政殿
崇政殿

鳳凰楼
鳳凰楼

 崇政殿と鳳凰楼の間にある協中斎では「皇室後宮生活展覧」なる展示が行われていた。瀋陽故宮の入場券とは別料金。
 展示内容は主に宮廷内の生活用品等。
 面白い物では、チベット仏教関連の文物も展示されていた。

協中斎CIMG0072
協中斎                協中斎内部

銅彫仏塔粉彩描金多穆壺
銅彫仏塔           粉彩描金多穆壺(ドンモ。バター茶用のポット) 

 右側写真はチベット語で「ドンモ  mdong mo」と呼ばれるバター茶用のポット。
 「粉彩描金多穆壺」という名称からもわかるとおり、派手な装飾が施されている。

 中路の清寧殿西側の西配殿ではシャーマニズム関連の展示も行われていた。

サマンの楽器拍板
神に捧げる動物を煮るための道具写真パネル
サマン(シャーマン)の道具、楽器等。

 満洲人のサマン(シャーマン)が用いた道具、楽器等が展示されていた。

 また、文溯閣北の仰熙斎と九間殿では「瀋陽故宮博物院院史展」と題して、主に清末民国時代から現在までの瀋陽故宮博物院の歴史について展示していた。
 個人的に興味深かったのは文革時代の瀋陽故宮についての内容。瀋陽故宮もまた政治の荒波に揉まれてきたことがよくわかる。

絵
赤い絵。抗日戦争時代の展示スペース。
こういうどぎつい色彩の絵を持ってくる所にある種の意図を感じる。

入場券
瀋陽故宮の歴代入場券

文革時代ガイド解説原稿
文革時代の瀋陽故宮について

 見学しながら、観覧者の親子連れと昔の瀋陽のこと、日本のことについていろいろ会話。
 
 展示の最後には瀋陽故宮を訪れた政治家や有名人の書が展示。
 中国の観光地や博物館にはありがちな展示。

江沢民村山富市
江沢民                村山富市

文溯閣
文溯閣

 他にも面白い建築や面白い展示がたくさんあった。文物の展示については、以前より充実していたと思う。

   あちこち写真をとりまくり、故宮の中をぐるぐる回って、結局昼頃故宮を出た。
 瀋陽故宮は北京故宮に比べればはるかに小さいが、自分にとっては見どころがいくらでもある。

 今回の収穫はフォトギャラリーと本ブログの瀋陽故宮関連記事に少しずつ反映させていきたい。

    瀋陽・遼西旅行記 その3 瀋陽故宮(2012.8.25)” に対して1件のコメントがあります。

    1. 通りすがり@日本 より:

      建築とシャマニズム。どすげぇ面白うございました。
      話が長くなるので、一点だけ。
      江沢民の書がポップでわろた。

      1. 電羊齋 より:

        今回の故宮見学は本当に面白かったです。
        建築関連の展示は三宅理一『ヌルハチの都――満洲遺産のなりたちと変遷』と内容が類似していました。三宅氏と現地研究者との共同研究の成果が反映されているとすれば、むしろ当然の類似かもしれません。
        江沢民の書はポップというか、独特ですねw

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