『機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム』感想

『機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム』全6話見終わりました。

冒頭の戦闘シーンとザクの降下シーンで一気に物語に引き込まれ、ガンダムの「白い悪魔」っぷりに驚愕した。あらゆる兵器が効かないわ、ザクを一撃で倒すビーム兵器は持ってるわ、素早いわで手の付けようがない。あちこちの基地を荒らし回り、出会うものすべてを破壊し、主人公であるイリヤたちをどこまでも追いかけてくる。
それはまるでホラー映画の怪物だった。
そしてイリヤは悪夢にさいなまれる。

だが、とあるきっかけでイリヤはガンダムのパイロットと共感しあう。そして、お互いの言い分をぶつけあい、わかり合いかけたが、最終的に悲しい結末になった。
その辺に戦争の悲しさ虚しさというか、ガンダムという作品らしい冷徹さを感じた。 いろいろ考えさせられるストーリーでもあった。

イリヤは息子のもとに帰れたのだろうか、そして悪夢を見なくてすむようになったのだろうか。

個人的にはジャンクヤードの司令官のロルフ・ロネ少佐が人間味があって印象的だった。

メカもデザインがリファインされていて、兵器らしくなっていた。特にドップが洗練された「飛びそうな」デザインになっていた。

いい作品だった。