2025年3月13日 木曜日 くもり時々晴れ 作業と本とChatGPTなど

午前中から昼食をはさんで15時まで作業。

 

一段落ついたので、散歩がてら臨川書店の古書バーゲンセールを見に行く。
今回は2冊を購入。

太田牛一(著)、慶應義塾大学付属研究所斯道文庫(編)、大沼晴暉(解題・翻字)『重要文化財 大かうさまくんきのうち』 (汲古書院、1975年)、毛春翔(著)『古書版本常談』(上海古籍出版社、2002年)

太田牛一(著)、慶應義塾大学付属研究所斯道文庫(編)、大沼晴暉(解題・翻字)『重要文化財 大かうさまくんきのうち』 (汲古書院、1975年)と毛春翔(著)『古書版本常談』(上海古籍出版社、2002年)。
『大かうさまくんきのうち』は豊臣秀吉の一代記。いつか読んでみようと思い購入(『大かうさまくんきのうち』は慶應義塾大学のサイトでも閲覧できます)。
学部時代は戦国~江戸初期(大阪夏の陣あたりまで)にも関心があって、戦国時代関連の本や『信長公記』の活字本あたりを読んだりしていた。

慶應義塾大学メディアセンター デジタルコレクション
大かうさまくんきのうち

https://dcollections.lib.keio.ac.jp/ja/kokusyo/132x-27-1

毛春翔(著)『古書版本常談』は中国の古籍版本の概説書。

あと、実はもう1冊別の本を買おうとしたのだが、すでに同じ本を買っていたのを思い出し、元の位置に戻した。
危ない危ない。
最近は本が増えすぎてすべての本を覚えていられず、たまに同じ本を買ってしまうことがある。
本をリスト化した方がいいのかなあ。

17時頃に帰宅し、作業を再開し、20時頃に作業終了。

 

夕食を摂ったあと、ひさしぶりにChatGPT君と遊んでみた。

動画配信の投げ銭システムの仕組み、大阪・関西万博の問題点、中国の少子化問題など時事問題について語ってもらった。
比較的正しい解説が出てきた。

やっぱりメジャーな分野では比較的正しい解説を返してくるかな。
要するに、たくさんの記事や文章が話題にしているようなことはAIも学習しやすいんだろう。

翻訳の進歩も著しい。
中国のとあるニュース記事を試しに翻訳させたり要約させてみたが、間違いはところどころあるものの、かなり自然な訳文、要約を出力してきた。
そのままでは「翻訳」という商品として出せないが、スピードを考えればかなりのレベルか。
人間翻訳者の私としてもうかうかできないかな。

一方、マイナー分野だと間違いも多い。
自分が専攻していた清代のあまり一般的ではない用語について聞いてみたが、間違いだらけの回答を出してきた。
しかも間違った回答をいかにももっともらしく出力してくるので、間違った回答が一見正しそうに見えてしまうのはよろしくない。
マイナー分野での調べ物にはまだまだ使えないかも。

ChatGPT君は、ゼロからなにかを生み出したり、ゼロから調べ物をするのは苦手だが、今あるものをまとめたり、要約するのは得意らしい。
アシスタントとしてはなかなか有能といったところかな。
人間が正しい答えを学習させれば、AIは正しい答えを返してくるということなんだろう。