2015/04/28 / 最終更新日時 : 2024/05/23 電羊齋 戦国~江戸 確実なのは「武蔵が勝った」ことだけ――大倉隆二『宮本武蔵』 大倉隆二『宮本武蔵』人物叢書新装版、吉川弘文館、2015年2月 剣豪、そして深い教養を持つ文化人として知られる宮本武蔵だが、壮年期までの武蔵について確かなことはごくわずか。 武蔵の実像がよくわかるのは、晩年に肥後の細川家 […]
2015/04/15 / 最終更新日時 : 2024/05/23 電羊齋 契約 基礎知識の参考書として有用――王穏『中国法律・契約用語の基礎知識』 王穏『中国法律・契約用語の基礎知識』レクシスネクシス・ジャパン株式会社、2013年8月 本書は3部構成で、第1部「中国法制度の基礎知識」、第2部「中国法律・契約用語解説」、第3部「資料編」により構成されている。 要点がわ […]
2015/04/14 / 最終更新日時 : 2024/05/23 電羊齋 日本近現代史 ある改革者の焦り――岡本隆司『李鴻章――東アジアの近代』 岡本隆司『李鴻章――東アジアの近代』岩波新書1340、2011年11月 李鴻章という清朝末期の巨人の評伝。コンパクトで読みやすかった。 個人的に興味深かったのは、日清修好条規の清朝側の狙いが「属国」朝鮮への侵攻の予防だっ […]
2015/04/13 / 最終更新日時 : 2024/05/23 電羊齋 中央ユーラシア史 日本的、あまりに日本的な――安田峰俊『境界の民――難民、移民、抵抗者。国と国の境界線に立つ人々』 安田峰俊『境界の民――難民、移民、抵抗者。国と国の境界線に立つ人々』角川書店、2015年2月 周知の通り、現代の世界は「国民国家」というルールの下で動いている。 本書タイトルの「境界の民」とは、そうした国民国家体制の […]
2015/04/11 / 最終更新日時 : 2024/05/23 電羊齋 戦国~江戸 「御用学者」の夢と現実――揖斐高『江戸幕府と儒学者 ―― 林羅山・鵞峰・鳳岡三代の闘い』 揖斐高『江戸幕府と儒学者 ―― 林羅山・鵞峰・鳳岡三代の闘い』中公新書 2273、中央公論新社、2014年6月 ここ数年、マスメディアやネットメディアで「御用学者」という言葉を目にすることが増えた。 「御用学者」として […]
2015/04/01 / 最終更新日時 : 2015/04/12 電羊齋 書評 読書記録(2015年3月) 今回も「読書メーター」の「まとめ」機能を使用して生成したブログ用記事を掲載。生成したブログ記事は、フォント・行間隔及び書名・副題の文字間隔等を適宜修正。 2015年3月の読書メーター 読んだ本の数:12冊 […]