2020年10月29日 木曜日 晴れ 自分に代休、それから古本
今週の案件は全て納品済み。
おそらく来週まで新規案件はこなさそうだし、先週末は働き詰めで全く休めなかったので、今日と明日は自分に「代休」を与えることにした。
今日は9時頃起床。
布団をかたづけて、顔を洗って身支度して、いそいそと臨川書店の古本バーゲンへ。
臨川書店にて大学時代の先生に偶然お会いしたので近況を報告。お元気そうでなによりです。
古本バーゲンではこんな本を購入。
『宋慶齢』は、宋慶齢その人よりも著者のイスラエル・エプシュタイン(エプスタイン)に興味があって購入。イスラエル・エプシュタインは中国育ちのユダヤ系ポーランド人ジャーナリストで、戦前から中国情報を発信。中国革命に共鳴し、新中国の対外宣伝に尽くし、中国に骨を埋めた。人生そのものが中国近現代史と言える人物。90年代の放映されたNHKスペシャル「宋姉妹」にも出演していて印象的だった。
懐徳堂関連の本もあったので購入。江戸時代の大坂から現在にまで受け継がれる学問的・文化的伝統というものにもっと注目していきたい。
『「戦前・戦中」用語ものしり物語』は、戦前・戦中用語の解説を兼ねたイラスト付きエッセイ。文章とイラストがいい味出している。
『琉球王国那覇役人の日記』も面白そう。「訳あり本」ということで安く買えてよかった。
それから、北白川の人文科学研究所前の朋友書店へ。
途中、知恩寺前を通りかかると、明日から開催される秋の古本まつりの準備中で、古本屋さんの出店の設営が行われていた。
途中で道を間違えて少し遠回りをして人文科学研究所前の朋友書店に到着。店内をぐるぐる回って本を探す。欲しい本が高い場所にあったので、脚立を借りて取る。
購入したのは、魏源『聖武記』(興亜院政務部訳、生活社、1943年)。8000円+税。カバーが破れているので、注意深くカバーを外し、別に保存することにした。
本書について、山根幸夫編『中国史研究入門』下(山川出版社、1983)p196には「テキスト・訳文ともに悪い。」とある。自分もそれは知っていて迷ったけど参考として購入。他にも欲しい本がたくさんあったけど、きりがないので帰宅。
帰宅後、「日本の古本屋」サイトで『聖武記』(中華書局、1984年)と杉村勇造『乾隆皇帝』(二玄社、1961年)が見つかったので注文。
それから実家の母と電話で世間話。実家の方はみな元気そうで安心した。
15時台にもう一度臨川書店に行って古本を眺め、それからスーパーで買い物をして帰宅。
その後は洗濯など。
日本脱出の日、2025年11月11日まであと1839日。