完全な虚無――私の心はもう死んでいる

なんといいますか、心が折れて砕けて粉末になった感じで、ある意味「虚無」ですわ。

日本のことも中国のこともいい加減愛想が尽きました。もうウンザリで腹も立たなくなりました。
日本政府・自民党はバカで、中国政府・共産党は乱暴。迷惑するのはいつも庶民。
今回の件といい、過去の件といい、どちらを擁護する気にもなれません。

日中関係に振り回されてきた二十年に加え、仕事のストレスも十年、二十年とかけてじわじわ蓄積し、今回の件をきっかけに心身の不調が堰を切ったように表に出てきました。
今回の件がコップがあふれる「最後の一滴」でした。

昨年の日本人児童刺殺事件の時も「そして、今回の事件で心が完全に折れて砕けました。今回の事件がいわばとどめの一撃、コップへの最後の一滴となりました。」と書きましたが、その時にはまだ怒りや哀しみといった感情が残っていたように思います。

今は何もありません。完全な「虚無」です。

精神的な「亡命者」

日本は私の故郷であり、中国は私の第二の故郷です。かけがえのない友人知人もいます。
しかし、今の日本も中国も私にとってくつろげる場所ではありません。

老後は日本と中国の両国から遠く離れた海外で過ごそうかなという思いが頭の中に浮かんでいます。
今後は精神的な「亡命者」として暮らすつもりです。

私の心はすでに日本にも、中国にもありません。

私の心はすでに死にました。

今の私は完全に「虚無」。
これからは単なる「翻訳機」としてがんばります。