2023年8月15日 火曜日 暴風雨 籠城

昨夜半すぎから風雨が激しくなり、明け方頃から午前中にかけては外で「ゴー」という風の音がしていた。
午後には風が弱まったが、雨は降り続けている。

そういうわけで、今日は一日中家に籠城。

一日中翻訳作業。
低気圧のせいか少し眠いので、「テイラック」なる薬を飲む。
漢方の「五苓散」の処方とかいうものらしい。

19時半頃に作業終了。


X(旧Twitter)のアカウントを削除してからはXの様子を知ることはできないが、漏れ伝わってくる情報を見るに、最近は一段とひどくなっているらしい。
自分がいた頃も本当にひどかった。

以下の内容については、以前どなたかがX(旧Twitter)のどこかで同じ趣旨のことを書いておられたような気がするが、今となっては検索不能なので、自分の考えも加味して新たに書く。
Xなどネット上で大勢で寄ってたかって逆張りしたり、生意気な者、「普通の日本人」ではない者、被害者、弱者をおとしめたりして、「きれいごと」に反論している気になっている人たちを見かける。
彼らは、自分たちは冷静で現実主義的で気の利いたことを言うかっこいい登場人物のつもりなんだろう。
彼らがしばしばマンガ、アニメなどの画像を引用することからもそれがわかる。
でも、客観的に見れば、彼らがやっていることは単なる小悪党だけどね。
いやまあ、実際、彼らって、マンガ、アニメに出てくる小悪党そっくり。
徒党を組み、強者にへつらい、弱者をおとしめ、度量が小さく、逆張りばかりが得意で、そのくせ自分では冷静でかっこいいつもりでいるあたりが本当に小悪党っぽい。

それから、X(旧Twitter)では「そっちこそどうなんだ主義(Whataboutism)」が横行してたのが本当に嫌だった。
これはその人の思想、主義主張の内容を問わず、本当にいろんな人が使ってたなあ。

あそこではいろいろな人にお世話になったけど、上述の点については本当に嫌だった。

X(旧Twitter)の話題についてはこれぐらいにする。


今朝、韓国のアーティストへのセクハラ事件が話題になっているのを知る。
全く以て恥ずべき事件。
この手のセクハラ・性暴力事件にはありがちなことだが、被害者をおとしめる言論が多いようだ。
「自分から近づいていったのが悪い」、「そんな格好してるから悪い」というのなら、例えば銀行強盗事件も「銀行にお金が置いてあるから悪い」ということになるよなあ。
そんなもの理由になるか!
なんでセクハラとか性暴力を擁護する者には、常識というものが通用しないんだろうか。



そして、今年も8月15日を迎えた。
何も反省せず、何も精算せず、ただうわべだけ平和を祈るふりをしたり、大向こう受けを狙って愛国者のふりをする日。
結局、この国は本質的には何も変わってない。
私にとって、一年間でこの8月15日ほど虚しく、悲しい気持ちになる日はない。

毎年8月15日が来るたびに、茶番劇を見せられる。
毎年8月15日が来るたびに、早く8月16日が来ればいいのに!と思う。

ここ数年はいわゆる「8月ジャーナリズム」報道もできるだけ見ないようにしている。
戦争関連のテレビ番組も見る気がしない。

自分は幼少の頃から戦争を含めた歴史にはむしろ関心が強く、日中・太平洋戦争、第二次世界大戦に関する本もたくさん読んできた。
だが、現実社会にも、ネット上にも、何も反省せず、何も精算せず、戦争について深く考えようとせず、ただうわべだけ平和を祈るふりをしたり、大向こう受けを狙って愛国者のふりをする輩が多すぎるのを見て、虚しい気分になった。

8月だけ戦争について考えるふりをし、そして9月になればすべてを忘れるんだろう。
そしてこの国はいつまでたっても変わらない。