2024年3月20日 水曜日 くもり時々雨 読書日
今日は家で読書をして過ごす。
10時前に起床。
ゴミ出しを済ませ、朝食を摂る。
まず、大石奈々『流出する日本人――海外移住の光と影』(中公新書、2024年)を読む。
前半部分では日本人の海外移住のさまざまな動機・要因(プッシュ要因)を取り上げ、それらが日本社会が抱えるさまざま課題を反映していることを指摘する。
後半部分では海外移住先の要因(プル要因)、および海外移住につきまとうリスクと影の部分を論じている。
その上で、海外への流出の要因となっている課題に向き合い、日本人にとっても外国人にとっても「より住み続けたい日本」を作ること、そして海外移住者とその子孫(ディアスポラ)を活かす戦略を説く。
海外移住から見た日本社会論として読める。
内容のメモをMastodonの『本の虫』に投稿。
https://bookwor.ms/@talkiyanhoninjai/112126225446051157
感想を『読書メーター』に投稿。
https://bookmeter.com/reviews/119647366
自分も「いつかまた海外で」という漠然とした思いがあるので、関心を持ちながら読んだ。
昼食後、渡辺信一郎『増補 天空の玉座――中国古代帝国の朝政と儀礼』(法藏館文庫、2024)を読む。
夕方頃までに5分の1ほど読む。
主に漢から唐までの中華帝国の朝政の場と儀礼、皇帝と官僚たちによる意思決定システムについて詳細に論じられている。
大きく興味を引かれたのは徹底した「文書主義」。朝議を文書に残していくためのシステム、それを支える官僚群がすでにその時代に完成していたことはやはり驚き。
夕食後、パドレスVSドジャースの開幕戦(ソウル開催)の中継を見る。
両チームの日本人選手が大いに活躍。
まあ、個人的には、元阪神で現在パドレス所属のスアレスのピッチングも見たかったが、今日は登板なし。