2025年12月7日 日曜日 晴れ時々くもり 読書と昼飲みなど
今朝は6時半に目が覚めてトイレに行き、すぐに布団に戻って二度寝した。
起きたのは9時頃だった。
近所のスーパーで買物をしてから朝食。
午前中はどうにも眠くて椅子に座りながらうたた寝していた。
午後になって読書を再開する。昨日半分ほど読んでいた大城道則・青木真兵・大山祐亮 著『古代文字を解読していたら、研究に取り憑かれた話』(ポプラ社、2025年)を読了。
全体的にとても楽しく読めた。
ヒエログリフやフェニキア文字など古代文字に向き合う三人の研究者が語る生き方と学問への姿勢がそれぞれに味わい深い。古代文字との出会いと魅力を語るくだりも新鮮で、自分が学問に触れた頃の初々しい気持ちがふと蘇ってきた。
三人とも史料や文字を実際に紙に書き写す大切さを強調しているのは大いにうなずける点だった。
効率が最優先される今の社会で研究を続けていく難しさにも触れており、読みながら考え込む場面もあった。
読み終えて『読書メーター』と Mastodon「本の虫」に感想を投稿した。
15時頃からはお菓子をつまみつつビールを飲みながら読書を続行した。
次に読んだのは三宅香帆『考察する若者たち』(PHP新書、PHP研究所、2025年)。
正解のない「批評」から正解を求める「考察」へと移った風潮や、「報われる」感覚を求める「報われ消費」、さらには「自分らしさ」から逆に押し寄せる「おすすめ」に合わせて自分を「最適化」する社会など、さまざまな分析が鋭い。
また「気づき」を重視する「ひろゆき的思考」と陰謀論の親和性にも触れていて読み応えがあった。
ただ、タイトル通り若者に焦点を当てているものの、ネットの様子を見る限りこれらの傾向は中高年にも広く見られる気がする。
若者論を読むたびに、若者とは我々中高年の鏡のようなものだとつくづく思う。そもそも若者は中高年を見て育つのだから当然と言えば当然なのだろう。
それと実は自分もSNSの「考察」文化があまり好きではない。以前はドラマやアニメの感想をそれぞれが自由に語っていたのに、最近は「考察」で正解を求めたり答え合わせのために作品を「履修」したりと、まるでクイズや学校の勉強のようになっている。そうした窮屈さが苦手で、近頃はドラマやアニメ関連の投稿はほとんど見ないようになった。
読了後は『読書メーター』と Mastodon「本の虫」にも感想を投稿した。
昼飲みでお菓子をたくさん食べたせいか食欲がわかず、夕食は軽めに済ませた。
さて、寝るまでにもう少し時間がある。
次はどんな本を読もうかな。
