読書記録(2014年11月)
今回も「読書メーター」の「まとめ」機能を使用して生成したブログ用記事を掲載。生成したブログ記事は、フォントは本ブログの体裁に合わせてメイリオに変更し、その他行間隔及び書名・副題の文字間隔等を適宜修正。
先月はあまり読書できなかった。多忙を言い訳にせず、少しでも多く本を読みたい。
2014年11月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:1965ページ
ナイス数:39ナイス
センゴク(1) (ヤンマガKCスペシャル)の感想
今回ネットカフェで初めて読んだ。史料とフィクションがうまく融合している感じ。テンポもいい。単なる「魔王」ではなく、不器用な信長というのはなかなか面白い描き方。
読了日:11月8日 著者:宮下英樹
センゴク(2) (ヤンマガKCスペシャル)の感想
「試し合戦」の描写を通して、読者に戦国当時の戦闘の基本的流れを紹介しつつ、青春物語としてもしっかり成り立たせている。上洛で再会するセンゴクとお蝶の二人はただただせつない……。それから、斎藤龍興のしぶとさと図太さも見もの。案外知られていないが、史実の龍興も近畿の諸勢力と結びつきながら、信長にしぶとく抵抗している。
読了日:11月8日 著者:宮下英樹
センゴク(3) (ヤンマガKCスペシャル)の感想
本圀寺の戦いと光秀の登場が実にオモロイ。変な意味でキャラ立ちしすぎ(苦笑)。戦国モノでは光秀はどちらかと言えば繊細なインテリ型武将として描かれがちだけど、本作の光秀はヤンキー風。金ヶ崎の退き口はいかにも熱血漫画的で熱い!浅井長政とお市がまた何とも……(^_^;)。あと、斎藤龍興がまた色々画策しまくるところも面白い。一般の戦国モノでの足利義昭の役どころを完全に奪っちゃってる。
読了日:11月8日 著者:宮下英樹
センゴク(4) (ヤンマガKCスペシャル)の感想
明智光秀の十字砲火的な鉄砲戦術が出てきたけど、戦国~江戸初期の城跡を見ると、実際にそういう戦術があったことは確か。うまく金ヶ崎退き口にからめている。それから竹中半兵衛いよいよ本格登場!ギャンブラーな家康も楽しいし、お市様も悲劇のヒロインではなく、したたかな「魔性の女」的描かれ方をされている。なんかこれまでの戦国モノでの人物描写を次々と覆しているなあと。あと、後詰に関する話が出てきたけど、確かに当時の戦国大名にとって家臣の城への後詰はいわば「義務」。
読了日:11月8日 著者:宮下英樹
センゴク(5) (ヤンマガKCスペシャル)の感想
丸々一巻分姉川の戦い。密度が高く、それでいてテンポが良い。浅井長政もお市様のおかげで覚醒。仙石秀久と山崎新平の戦いがとにかく熱い!どのキャラも熱くて濃い!戦国モノの大河ドラマでこういうのが見れたら面白んだけど……。
読了日:11月8日 著者:宮下英樹
武田勝頼―日本にかくれなき弓取 (ミネルヴァ日本評伝選)の感想
主に武田勝頼の発給文書および各種史料を通じて、国を滅ぼした「猪突猛進型武将」という勝頼への評価の再考を行っている。ちなみに、長篠の戦いの敗因については、単純に兵力差によるものとしている。本書は、長篠敗戦後の領国統治の立て直し、軍役改革、外交戦略に力点が置かれている。勝頼の重商主義的側面と御館の乱での勝頼の行動に対する著者の評価も興味深い。武田氏は長篠から一気に滅亡へと向かったのではなく、勝頼の各方面での涙ぐましい努力と気配りにより一定の成果を収めたが、それでもなお滅亡に至ったというのが正しいらしい。
読了日:11月8日 著者:笹本正治
退屈な迷宮―「北朝鮮」とは何だったのか (新潮文庫)の感想
とある古本屋のワゴンセールで50円で売られていたので購入したが、思わぬ「当たり」。本書所収の文章が書かれた時代は80~90年代で、著者の予想した北朝鮮崩壊・南北統一はまだ起きてはいないが、著者の「常識人」としての問題意識自体は今でも通用すると感じた。北朝鮮・韓国のナショナリズムが当時と現在とで本質的にそれほど変わっていないことに驚く。そしてその一方で、ことあるごとに極端に変化する日本人の北朝鮮・韓国観を「朝鮮半島は日本と日本人の「戦後」時代を映す鏡である」(序文p.5)とまとめている点には深く同意。
読了日:11月16日 著者:関川夏央
北斗の拳 イチゴ味 3 (ゼノンコミックス)の感想
聖帝十字陵の聖碑を投げ返すシュウに爆笑。確かにそういう方法もアリ…なのか;^_^A それと、サウザーが打たれ強すぎwジャギの出番も増えて嬉しい限り。それと、まさかの帝国華撃団コラボ!いい意味での弾けっぷりがますます加速している。中身が濃い巻。
読了日:11月22日 著者:行徒妹,河田雄志,原哲夫
ライジングサン(7) (アクションコミックス)の感想
神崎さんのことだけど、やっぱり家族に自衛官がいると自衛隊のいろいろな面が見え過ぎちゃうのかなあというのが個人的感想。自分の同期にも自衛官の息子がいて、体力自慢で自衛隊にもいち早く適応してました。しかし、今にして思えば、自衛隊に対してどこか覚めているようなところもあったなあと……。あと、自衛隊を辞めたあとは確かに大変で、自分も一般社会で苦労してきただけに、神崎さんの父の嘆きは痛いほどわかります。ただ、それを乗り越えてこられたのはやはり自衛隊のおかげだと思います。以上、報告終わり!∠(^^)敬礼!
読了日:11月30日 著者:藤原さとし