読書記録(2016年1月)
今回も「読書メーター」の「まとめ」機能を使用して生成したブログ用記事を掲載。
生成したブログ記事は、フォント・行間隔及び書名・副題の文字間隔等を適宜修正。
年末年始はほぼ休みなしで働いたので、全然本を読めなかった。
図書館で借りた本もほぼ読まずに返却。
1月6日ごろからようやく少しずつ読書できるようになった。
2016年1月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:917ページ
ナイス数:29ナイス
本当は日本が大好きな中国人 (朝日新書)の感想
中国人の日本観、日本文化の受容のあり方から、今時の中国人の意識と中国社会の構造を分析した本。日本と日本文化を切り口とした中国論として読める。
読了日:1月10日 著者:福島香織
ライジングサン(9) (アクションコミックス)の感想
台風、じゃんけんアイス(自分の新隊員時はジュースじゃんけんが主流でした)、腕立て伏せ。何もかも皆懐かしい。台風って確かに自衛隊生活に慣れ始めたころに来るわなあ。その辺の描写が妙にリアルですね。(^_^;)
読了日:1月18日 著者:藤原さとし
日本海軍と政治 (講談社現代新書)の感想
「軍人は政治に関わらず」を信条としていた海軍。だが、海軍が主観的には「管掌範囲」(役割分担)内の事のみを処理しているつもりが、実は知らず知らずのうちに政治決定に大きな影響を及ぼしていたという著者の指摘は眼から鱗だった。そして「軍人は政治に関わらず」という棲み分け意識と「管掌範囲」を重視する官僚的意識ゆえに、海軍に政治的決定を牽引する役割が期待された局面(太平洋戦争の開戦・終戦時など)においても、海軍は自らの任務の殻に閉じこもり、大きな混乱を招いたと指摘する。政治と軍事の関係について考えさせられる一冊。
読了日:1月18日 著者:手嶋泰伸
センゴク一統記(5) (ヤンマガKCスペシャル)の感想
本巻は秀吉と毛利との和睦、中国大返し、光秀の動向などなど。それぞれのやり方で信長を超えようとする光秀、秀吉両雄の描写が良かった。
読了日:1月18日 著者:宮下英樹
陳独秀―反骨の志士、近代中国の先導者 (世界史リブレット人)の感想
新文化運動の「主将」(オピニオンリーダー)にして、中国共産党創立の立役者、陳独秀。だが、その後コミンテルン・中共と対立し、「漢奸」・「右翼日和見主義」というレッテルを貼られ、その功績は顧みられなくなった。本書によると、現在では名誉回復が進みつつあるものの、依然として彼の評価は微妙な問題であるらしい。本書で紹介されている彼の思想は当時としては非常に先駆的、民主的であり、著者が指摘するように、むしろ中共政権は彼の到達点から退化しているように見える。
読了日:1月19日 著者:長堀祐造
ハードボイルド園児 宇宙くん 1 (LINEコミックス)の感想
毎回大上段に構えた社会風刺から始まる、ちょっと背伸びした幼稚園児のなんてことない日常。かなり笑えます。
読了日:1月20日 著者:福星英春
李成桂―天翔る海東の龍 (世界史リブレット人)の感想
高麗末期の李成桂とその一族の勢力拡大の背景に、元明交代期の激動の国際環境があったことがうまくまとめられている。自分は女真(満洲)人の歴史を専攻していたので、李成桂一族と女真人との結びつきが興味深かった。また、高麗末期の権力掌握の経緯から、明の洪武帝が李成桂に対し非常な不信感を抱いていたというのも印象的だった。晩年の王子たちの王位継承争いは悲惨の一言。そりゃ嫌になって仏門に入りたくもなるわなあ。
読了日:1月22日 著者:桑野栄治
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