懐かしい名前
今朝、中国情報をチェックしていたら、偶然こんな記事を見かけた。
20年前に戦狼外交を予言し国を追われた中国人ジャーナリストの証言(現代ビジネス)(2021年3月30日閲覧)
中国の強硬な「戦狼外交」と、かつて中国でメディア改革を志すも政治的圧力により挫折し、メディア界と祖国を追われた長平という人物について語る。
ゼロ年代の2008年頃までは中国には今より自由な言論があった。
そのころ自分はちょうど中国に留学し、生活していた。あの時代の多様な中国を経験できて本当に良かったと思っている。
あの時代の長平氏と『南方周末』は本当に面白かった。懐かしい。
今の中国メディア(ネットを含む)はナショナリズム一辺倒。仕事柄中国のメディアをチェックする事が多いが、統制と煽動が強まり、昔に比べ面白くなくなった。
ただ、そうした見かけの情勢、政府による統制の中でもなお底流として流れる中国の多様性、多様な声には注意し、耳をかたむけていくべきだろう。
変わる中国と変わらない中国というものをしっかり見つめていきたい。