方向転換
昨今の中国と日本の様子を見わたしてみて、もう中国(中華人民共和国)そして中国に関連するビジネスには私の居場所はないと感じています。
第一に、いろいろな意味で、もはや私が知っている中国ではありませんので、自分がこれまで積み上げてきた経験と能力はいずれ陳腐化して役に立たなくなることは目に見えています。
第二に、経験と能力を更新したくても、現状では不可能に近いです。コロナ禍の状況にあっては現地を訪れることはおろか、知り合いの在日中国人と対面で会ったり教えを請うこともはばかられる状況です。ZoomとSNSで中国人の方々と少し話し合うのがやっとといったところです。
第三に、中国の現在の政治・社会状況も踏まえれば、私のような短気で無鉄砲で言いたいことを言う性格(中国語で言えば「炮筒子」ですね)は中国には向いていないことは明らかです。
第四に、これは中国とは関係ありませんが、インボイス制度の導入など、前途は多難であり、翻訳業で生計を立てることは困難となりつつあります。
そうしたわけで、現在、他分野への方向転換を考えています。当面は現在の中国語翻訳の仕事は続けるつもりですが、いずれは方向転換したいと考えてます。
方向転換のためにも、今後は英語など他分野の勉強を強化していきたいと考えています。
私は今年11月で49歳になります。50代を目前にした今、方向転換は容易なことではないと自覚しておりますが、「やるしかない!」という強い決意でがんばります。
瀋陽故宮大政殿(2005年5月撮影)