2024年3月2日 土曜日 晴れ時々くもり 読書と5時間飲み

9時頃起床。

昼頃から夕方18時頃にかけて、杉山祐之『清朝滅亡――戦争・動乱・革命の中国近現代史一八九四-一九一二』(白水社、2024年)を読む。
近年の中国での研究・新出史料を活かし、慈禧(西太后)、光緒帝、李鴻章、康有為、袁世凱、孫文らの人物群像を中心にドキュメンタリータッチで描き出す清末史。
「海軍予算を流用して頤和園を修復した」説の真相、日清戦争、「公車上書」や「戊戌の政変」などでの康有為の行動の史実性、立憲と革命などについて新たな視点が紹介されている。
近年のトレンドを反映した、実務家・政治家としての袁世凱再評価、孫文評価の相対化が読みどころか。
また、奕劻、端方ら皇族・旗人内の体制内改革派の役割についても記述されている点もよかった。

それから近所の居酒屋へ。
なんと夜半近くまで5時間も飲んでしまった。
諭吉が一枚吹っ飛んだ。
次はしばらくの間間隔を置いてから行こうと思う。

さて、寝るまでにもう少し読書するか。