2024年6月22日 土曜日 くもりのち雨 映画と読書など

昨夜は22時から「トンチキ映画と良作映画を交互に観る会」に参加。
今週は良作映画の番。
「りんごぱい」のみなさんと『十二人の怒れる男』を観る。
まさに名作。
シナリオとストーリーに無駄がない。
そして、やっぱり議論のシーンが素晴らしい。
自分としては無罪を主張する男の論理に同意する。
だが、同時に怒りっぽくて、偏見にまみれ、「男らしさ」にこだわり、自分の息子への怒りを被告人に投影している男は自分ではないのか、またはヤンキースファンで早く野球を見に行きたくてさっさと適当に議論を終わらせたい男は自分ではないのかと身につまされた(あ、私も狂信的な阪神ファンです)。

それから余韻にひたり夜更かし。
黒糖焼酎を飲み過ぎてしまい、明け方頃にようやく就寝。

13時20分頃にようやく起床。

午後は阪神VS横浜戦(甲子園)を流しながら、楊駿驍『闇の中国語入門』(ちくま新書、2024年)を読む。
中国の体制、そして市場経済は中国人に常にポジティブに努力し、競争し、向上するよう求める。
だが、それに疲れ果て、メンタルや心の問題で悩み苦しみ、閉塞感と諦めを感じている中国の若者も多い。
本書では、そうした中国の若者たちの心の闇と社会の闇を表すネガティブな言葉がいろいろ紹介されている。
ネガティブな言葉から中国社会と中国の若者の心のありようを考察するユニークな中国論であり、中国語テキスト。
実は自分もネガティブなことばかり考えてしまう人間なので、共感できる言葉が多かった。
「そう、そうなんだよ!」と膝を打つ箇所が多かった。

夕方頃読了。
感想を『読書メーター』にも投稿した。
https://bookmeter.com/reviews/121444633

夕食は某ファーストフード店のデリバリー。
ファストフードはたまに食べるとおいしい。

夜は、巨人VSヤクルト戦(東京ドーム)を観戦。
なかなかの好試合だった。