2020年10月10日 土曜日 くもり 大散財!

昨夜は、満洲語史料に関する論文を読んでいて夜ふかし。
論文を読み、それから論文に引用されている満洲語史料を自分でも翻訳してみて検討。引用史料を自分でも翻訳してみると、論文筆者の思考過程がわかるようで楽しい。

さて、楽しい気分で寝ようとしたら、目が冴えて眠れない。
結局、明け方になってようやく眠りにつく。

そんなわけで、今朝は11時半頃起床。

昼食後、京都古書会館の京都まちなか古本市へ。

清朝史、満洲語関連で収穫あり。

本日の収穫

特に園田一亀『清朝皇帝東巡の研究』(9,000円)と鴛淵一『満洲碑記考』(5,000円)がなかなか高い!
買う時に一瞬迷ったが、価値ある書物なので、思い切って購入。

園田一亀『清朝皇帝東巡の研究』は清朝皇帝の「東巡」、すなわち東(マンチュリア)への行幸について研究したもので、「東巡」を通じて当時の地理、交通路に関して詳細に考察してある。

鴛淵一『満洲碑記考』は「満洲国」時代の現地の石碑の調査記録。
ダハイ(達海)墓、遼陽の「喇嘛墳」、奉天(瀋陽)の実勝寺の碑記(碑文)などについて紹介されている。
当時の様子をうかがえる記述、写真が興味深い。

以上の分野について、CNKIを検索してみたところ、いろいろな論文がヒット。戦後の中国でも研究が進んでいるらしい。
少しずつ読んでいきたい。
一つの本、一つの情報を手に入れたら、調べたいことがどんどん枝分かれして増えていく。
これが楽しい。


しかし、合計17,600円也!大散財!

当分は倹約しなければ!


日本脱出の日、2025年11月11日まであと1858日。