2020年10月9日 金曜日 雨 今日からカウントダウン

今日も雨。
肌寒い一日だった。

朝から翻訳の仕事。
月曜からの仕事の下準備だったが、思ったより早く14時台に終了。

少し遅い昼食を食べ終わって15時過ぎ。

さて、時間が余った。
次の作業に使う資料は来週月曜日に入稿予定。
外出しようかとも思ったが、夕方に配達があるので、すぐに帰ってこなければならない。

そこで、まず、趣味の満洲語の読解練習用として、ベルリン州立図書館から満文『八旗通志』の一部分をダウンロード。
それから、自分が関心を持っている満洲語文献でデジタル化・インターネット公開されているものをリスト化して、本ブログの
清朝史・満洲語関連リンク集 の「清朝史文献史料」部分に掲載。

いい気分転換になった。

 

例の日本学術会議の問題だが、ますます論点がズレていっている。政権とその支持者が意図的にそうしているわけだが。
政権とその支持者は大衆のルサンチマンを煽り、学者を叩く。
そして、政権は日本学術会議を「行政改革」の対象にするといい出した。
任命拒否の理由を問い詰められて、逆ギレか。
逆ギレで行革という名の文革を発動とはね。
貧すりゃ鈍する。経済が衰退し、心まで貧しくなってはオシマイか。

学者であれ、貧困者であれ、障害者であれ、外国人であれ、女性であれ、マイノリティであれ、とにかく「金のかかる」「口答えする」「めんどくさい」「なんとなくムカつく」連中を集団リンチして溜飲を下げる時代になっている。
そして自分も貧困者であり、障害者であり、マイノリティだ。これでは自分にいずれ矛先が向くことは目に見えている。三十六計逃げるに如かず。
生き残るためには、好むと好まざるとにかかわらず、いずれはこの愛する祖国から出ていかざるを得なくなるだろう。

「バカ」であることを誇り、たゆまぬ努力で社会のため研究を重ねてきた者たちを「ええカッコしい」の「インテリ」として冷笑する。
真に国を憂う者が「反日」として蔑まれ、時流に乗った曲学阿世の徒が「愛国者」面して世間でもてはやされる。
学ぶことすらしない者がでまかせをしゃべれば、「識者」としてもてはやされる。
真面目に働く者が嘲笑され、上前をはねる者が尊敬される。
進取の気性を失い、現状追認と現実主義を混同する。
そして、夜郎自大な「日本スゴイ」。

自分は今こんな国にいるのだ。

 

自分は今後5年、まあどんなに遅くても10年以内には日本を脱出するつもりでいる。それまで日本が持ってくれればいい。そんな心境になりつつある。
半年ほど前に「
脱日論 その四――あと2060日、ふるさとは遠きにありて思ふもの」という記事を書き、5年後の誕生日である2025年11月11日を日本脱出の目標日に設定した。
実はその記事を書いてからも、心のどこかでは日本にいたほうが楽だ、日本が恋しいと思い、最近は易きに流れがちだった。
そりゃあ自分も日本人だからそう思うのも当然かも知れないが、今やそうも言っていられなくなってきた。

自分の尻を叩くため、今日からこの日記に残りの日付を記載し、カウントダウンしていきたい。

日本脱出の日、2025年11月11日まであと1859日。