2023年12月12日 火曜日 雨のちくもり 「今年の漢字」など
大寝坊してしまい11時半頃にようやく起床。
朝食とも昼食ともつかない食事をしてから12時半頃に仕事開始。
仕事の合間にネットでニュースを閲覧。
19時15分頃まで仕事。
「今年の漢字」は「税」らしい。
だが、今年の漢字は「腐」がいいんじゃなかろうか。
政治の腐敗からジャニーズ問題などなど、いろいろなパワハラ、セクハラ、性加害問題とそれに対する誹謗中傷などなど、この社会の腐敗と欺瞞があきらかになった一年だったから。
五ノ井さんへの性加害の判決も出た。
3人の加害者にいずれも執行猶予付き有罪判決。執行猶予などいらんと思うが。
いったん謝罪しておきながら撤回したのも恥ずかしい。
今年は陸自に関する不祥事も目に付いた。
私も4年間という短期間とはいえ元陸自なので、古巣にはしっかりしてほしいと思う。私は事務屋のダメ隊員だったけどね(速水螺旋人先生の『大砲とスタンプ』の登場人物に近いかな)。
私自身はひどいセクハラ、パワハラは直接目にしたことがなかったし、よくしてくれた上官も同僚も多かったが、閉鎖社会、圧倒的男社会ゆえの人間関係の濃密さには苦戦した。
良くも悪くも一生忘れられない場所。いい思い出もたくさんあるし、当時の上官や同期の友人とも連絡が続いている。だが、マッチョイズムなど理不尽な面も多かった。
そういうゆがみがいろいろな事案につながっているんだろうなと思う。
いろいろ複雑な思いがあって、ここでは到底書き切れない。というか、陸自についてのいろいろな思いを書き出していったら本一冊分にはなるかもしれない(面倒なので書かないけど)。
いまでも夢に出てくるぐらいだし。
あと、厳しいことをあえて書くと、自称「保守」とか「愛国者」の自衛隊に対する無理解と贔屓の引き倒しにもウンザリした一年だったかな。
彼らの中の自衛隊像と現実の自衛隊は良くも悪くもまったく異なる。
(では現実の自衛隊とは何かと言われれば、うまく言語化できないのがもどかしいのだが)
彼らは国防と自衛隊の実情についてまともに勉強せず、自分の「愛国心」を証明するためのネタとして自衛隊を使っているだけ。
自衛隊は国を守る組織である→私はそれを応援している→ゆえに私は愛国者である、という論法。
彼らの軍事への理解も「木を見て森を見ず」でトンチンカンなものが多い。ひどい者になると、自衛隊の内情を勇気をもって告発した人間を平気で中傷する。
X(旧Twitter)のミリタリー界隈には真っ当な人もいるが、こうした輩も多かったなあ。
さて、キリがないのでこの辺にする。
カーペンターズの曲でも聴いて、心を静めることにする。