2020年11月14日 土曜日 晴れ 無題

昨夜は布団の中で、『銀河英雄伝説列伝』1 (創元SF文庫)を読む。銀英伝の公式二次創作アンソロジー。どの作品も正伝をうまく料理して面白いストーリーを作っている。
おかげでついつい夜ふかしをしてしまう。

今朝は二度寝、三度寝のあげく11時過ぎにようやく起床。
昼ごろに近所の河川敷を散歩。
さわやかな秋晴れで青空が目に心地よい。
空にはトンビが悠々と舞っている。
バイオリンを弾いている人、笛の練習をしている人もいて、いい音色を聴かせてもらった。

帰宅後、シャワーを浴びて、洗濯をしながら昼食を取る。

午後は満洲語の勉強。
今日は満文『八旗通志』巻一百八十五のマスカ maska(馬思喀)伝を読む。ちょうど康熙帝のモンゴル親征のあたりで、読んでいて面白かった。

夕方頃、本ブログの俄羅斯佐領の記事を加筆訂正。

八旗というのは実に多様で実に奥が深い。自分も昔から八旗について学んできたが「八旗とは何か?」という質問にわかりやすく答える自信はない。
百科事典的な説明では「中国,清朝の軍事・行政組織」(『世界大百科事典』(改訂新版)平凡社、ジャパンナレッジ版を参照)ということになるのだが、八旗にはそれにとどまらない多様性と奥の深さがある。
昔、大連図書館で八旗についての本を探していたら、ある本は政治史の棚、ある本は民族の棚、ある本は軍事の棚と、あちこちに散らばって分類されていたのを思い出した。八旗というものが持ついろいろな側面を示す良い例かもしれない。

新型コロナウイルスの感染者がどんどん増えている。
政府の対策も後手後手で、ただただ歯がゆい。
考えてみればこの30年、内憂外患に対処できず、国力はひたすら落ちるばかり。
だが無能な私が日本のためにできることは、足手まといにならないよう国を出ることだけだろう。
今はそのために中国語能力をさらに高め、英語をやり直したい。そして腕一本で食べていけるスキルを身に着けたい。
私のような無能力者が海外で生きていくにはそれしかない。

日本脱出の日、2025年11月11日まであと1823日。