西遷節
2009年5月17日(日)、遼寧師範大学で行われたシベ(錫伯)族の西遷節に参加しました。
西遷節とは、乾隆二十九年(1764)に盛京(現在の瀋陽)地域に居住していたシベ族を徴募し、守備隊として新疆のイリ(伊犁、グルジャ)に移住させたことを記念する行事です。シベ族は「携眷駐防(けいけんちゅうぼう)」、すなわち家族を引き連れて移住し、半永久的に辺境防衛に当たるという任務を課せられ、盛京からモンゴルを経由し、二年の月日を経て、新疆西部のイリ川流域に到着。以来今日まで、イリ川流域に居住してきました。
西遷節では遼寧省をはじめとする東北地方のシベ族と乾隆年間にイリに派遣されたシベ族の子孫が一堂に会し、西遷ルートを探訪した関蘊科氏による講演、西遷ルートの現在の様子を撮影した写真、新疆のシベ族の踊り、宴会等が行われました。
関蘊科氏の講演では、来賓の満洲族の方に「私たち満洲族の皇帝によって派遣されたんですけど、いつ故郷に帰してくれるんですか?」と冗談を飛ばして、会場が大爆笑するというシーンもありました。
西遷ルートを撮影した写真 空きスペースに寄せ書き
拍摄西迁路线的照片 在空处签名
(点击就能放大、クリックすると拡大します)
みなさん見ず知らずの私を大歓迎していただきまして、本当にありがとうございました。
あと、宴会で白酒を飲んで、かなり酔っ払いました(雰囲気で酔ったかも・・・・・・)
谢谢大家的欢迎!
宴会の舞踊
祝辞
上の写真の満洲文字の内容は以下の通りです。
aga amala buconggo nioron encushūn nemeyen hojo kai
雨の後の虹はひときわたおやかで美しいものだ
意味は中国語とほぼ同じです。
(buconggo nioron=虹(彩虹)、encushūn=ひときわ、格別、nemeyen=たおやか、温和、柔順、hojo=美しい、みめよい、kai=・・・・・・である、・・・・・・だなあ)
(満文はここでは縦書き、右>左の順で書かれている。本来は縦書きで左>右と書き進む)
【追記:本文を一部修正の上、写真を貼り直しました(2026.1.17)】


