2024年5月25日 土曜日 晴れ 博物館、それから虎など

9時半頃に起床。

昼前にバスに乗って京都国立博物館へ。
とあるお客さんが路線図について英語で外国人観光客に説明していた。

観光客ですし詰めのバスから降りて、京都国立博物館にいそいそと歩み入り、『特別展 雪舟伝説――「画聖」の誕生』を観賞。
閉幕が迫ってたので急いで見に行った。
まず雪舟の国宝・重文クラスの真筆をドーンと見せて、それから後の時代の模写とか雪舟フォロワーたちの作品を展示して、雪舟がいかにして学ばれ、継承されていったか、そしていかにして「画聖」になっていったかを見せる構成。

どの作品も素晴らしくて眼福。
特に『天橋立図』、『四季花鳥図屏風』、『慧可断臂図』が印象的だった。
教科書などに載っている雪舟の国宝・重文クラスの作品を目の当たりにでき興奮したし、雪舟の画風が後世の人々に継承され、雪舟が伝説化さらには神格化され、「画聖」になっていく過程が面白かった。

見に来ていた人の中には、単眼鏡で細かく観察したかと思えば、近寄って観察したり、少し遠ざかって大きな視点で観察している人がいて、その様子もなかなか興味深かった。
自分も単眼鏡買ってみようかなあ。

あと、展示の説明書きは日本語、簡体字中国語、ハングル、英語の4言語となっていたが、中国語の翻訳がなかなかこなれていて上手なので感心した。
中国語での説明文は、日本語の専門用語などで中国人にはわかりにくいであろう箇所は説明を補っていたし、訳のスタイルも日本語直訳調ではなく、日本語の説明の情報はうまく伝達しつつ、中国語のスタイルにも合わせたものとなっていた。
一言で言えば、中国語らしい中国語。
自分も大いに見習いたい。

図録を購入し、京都国立博物館を出る。
いいものを見て、さわやかな気分になれた。

『特別展 雪舟伝説――「画聖」の誕生』図録

見終わってから京都駅に移動し、新快速に乗って大阪駅へ。
大阪駅から阪神百貨店8階の阪神タイガース球団直営グッズショップへ直行し、帽子、レプリカユニフォーム、応援グッズなどを購入。
来週から東京へ旅行し、ZOZOマリンスタジアムでの交流戦もついでに見に行く予定なので、この機会に購入した。
購入後、これまたまっすぐ大阪駅へ戻り、これまた新快速で京都へトンボ返り。

京都駅前のヨドバシカメラでスマホ用のイヤホンをいろいろ物色したが、買う決心がつかず、結局そのままバスに乗って帰宅。
去年だったか、骨伝導イヤホンを買ったのだが、紛失してしまった。

バスではアジア系の外国人観光客が率先しておばあさんに席をゆずっており感心した。おばあさんは笑って手を振って断っていたけど。
以前にも地下鉄で観光客が老人に席を譲っていたのを見たことがある。譲り方がなかなか紳士的というかスマートだった。

18時すぎに帰宅。

そして今日は虎が勝利したことを知る。
昨夜のノーヒットノーランを引きずっていないようで安心した。

今日は暑い中あちこち歩き回ったので、もうヘトヘト。