中国語翻訳作業用オンライン辞書・辞典(二)オンライン百科事典

 現在使用しているオンライン辞書・辞典について数回に分けて紹介していきたいと思います。第二回の紹介内容は以前セカンドブログ「ひつじのくずかご」に書いた記事「オンライン百科事典」を修正したものです。

 

オンライン百科事典

 

 「百度百科」と「互動百科」は、中国のユーザー参加型百科事典サイト。中国の政治・経済・社会分野の最新の用語や流行語に関する記事が数多く投稿されている。これらの記事には、日本の紙媒体・辞書・事典やオンライン辞書・辞典・事典にまだ掲載されていない情報も多く、非常に役に立つ。自分も常日頃からお世話になっている。  

 「Wikipedia(中国語版)」は、言わずと知れた有名百科事典サイトの中国語版。中国語名は「維基百科」。
 各項目記事は各国語版Wikipediaの対応記事とリンクしているので、中国語と他言語の対訳用語集的な使い方も可能。
 例えば、中国語の「暴龙(暴龍)」という単語の意味を調べたい場合、検索ウィンドウに「暴龙」と入力すれば、中国語による「暴龙」の項目記事が表示される。この項目記事の左下にある「其他語言(その他の言語)」のリンクの「日本語」にマウスカーソルを乗せると「ティラノサウルス」という文字が表示され、クリックすると、日本語版の「ティラノサウルス」の項目記事が表示されるので、中国語の「暴龙(暴龍)」は日本語の「ティラノサウルス」に当たることがわかる。
 同様に、「其他語言(その他の言語)」のリンクの「英語」にマウスカーソルを乗せると「Tyrannosaurus」という文字が表示され、クリックすると、英語版の「Tyrannosaurus」の項目記事が表示されるので、中国語の「暴龙(暴龍)」が英語の「Tyrannosaurus」に当たることがわかる。
 また、中国語版と日本語・英語など各言語版の記事を比較すると、翻訳に役立つ情報をいろいろ獲得することも可能。

 ただし、以上のオンライン百科事典に掲載されている情報は、個人が投稿しているものであり、記事内容の信頼度は慎重に判断しなければならない。これらオンライン百科事典の記事は調べ物の際の手がかり、足がかりとして利用し、他の情報により裏を取るのが望ましい。