2025年7月3日 木曜日 くもり時々晴れ 現地観戦初勝利!

午前中は特に新規案件もなかったので、ゆっくり過ごした。

昼頃に応援用メガホン(Vメガバット)、佐藤輝明の応援用レプリカユニフォームなどの応援用装備を準備。
天気予報では夕方頃に甲子園球場に少し雨が降るとのことだったので、念のためタイガース応援用(黄色)のレインポンチョもリュックに入れた。
それから、これまた念のため、予備のスマホ充電用モバイルバッテリーも入れておいた。
そして肝心要の甲子園ライトスタンドのチケットも確認してリュックに入れる。

13時過ぎに家を出る。
いつもと違うシャツを着て、この間現地観戦で履いた靴とは違う靴を履いて家を出た。
私のオープン戦を含む今シーズンの阪神の試合の現地観戦成績は0勝3敗1引き分け1雨天中止1病欠(新型コロナに罹患してやむを得ず観戦キャンセル)。
つまり、今年はまだ現地観戦で勝っていない。
現地観戦の負けジンクスをなんとかここで断ち切りたい。

電車を乗り継いで14時台に阪神梅田駅へ。
すでに阪神のレプリカユニフォームを着ているファンらしき人たちがちらほら。

直通特急姫路行きに乗車して甲子園へ。
途中、車窓からSGLスタジアムが見えた。きれいな球場。
甲子園駅で下車したのは15時少し前。

甲子園駅前はまだそんなに人が多くなかった。
付近のイオンの食料品売場でカツ重とおつまみとスポーツドリンク(500ml)3本を購入。
それから「タイガースチームショップアルプス」で阪神タイガース90周年記念ロゴ入り扇子を購入。

阪神タイガース90周年記念ロゴ入り扇子

近くの花壇脇に座って少し休んでいると、某企業のアンケート担当者の中年男性が私に声を掛けてきた。
暇つぶしに少しおしゃべりした。

少し休んでから甲子園球場へ。

甲子園球場の試合日程表示板を見て、いよいよ甲子園球場に来たのだという気分になった。
ここで写真を撮っている人も多い。

2025年7月3日、甲子園球場の試合日程表示板、右側には「本日の試合 阪神-巨人」などとあり、左側には次回以降の試合日程が表示

表示板の上には、阪神タイガース90周年記念のロゴと今シーズンのスローガン「鼓動を鳴らせ。虎道を進め。」が掲げられている。

甲子園球場のミズノスクエアに座って、少し時間をつぶす。
ここで佐藤輝明の応援ユニフォームを着て、応援メガホンとチケットホルダーを首にかけて、阪神タイガース応援モードに変身完了!
近くに座っている女性ファン同士が「今年はまだ現地観戦で勝ってない」と話していた。
ああ、やっぱりそういう人もいるんだと思って、少し安心した。

16時の開場とともにライトスタンドへ。
入口ではジョーシンのワッペンが縫い付けられているベージュ色のタイガースマーク柄の帽子を配っていた。
今日はこれをかぶって観戦することにした。

通路を通って、視界がパッと開けるとそこは甲子園球場のライトスタンド。
チケットを見ながら所定の席を探す。
ひさびさの甲子園球場ライトスタンドなので感無量!
2025年7月3日、甲子園球場ライトスタンド上段(ポール際後方)から内野方向を遠望、橙色(基部は白色)のライトポールが見える、試合前で観客はまばら
試合開始2時間前とあって、球場の人出はまだまだまばら。

グラウンドを見渡すと、ちょうど巨人の選手たちがバッティング練習をしていた。
阪神ファンの若い兄ちゃんが巨人のボール拾いの人にボールをねだっていて、そのボール拾いの人がボールを一つ投げてよこしていた。
試合前はまだ和気あいあいというところか。
それから別の少年も同じようにボールをねだっていたが、その子はボールをもらえなかった。
まあ、いちいちボールをあげてたらキリがないか。

さきほど買ったカツ重をのんびり食べながら、グラウンドを見渡す。
カツ重を食べるのは言うまでもなく「カツ=勝つ」という縁起を担ぐため。

外野のセンター付近の位置では巨人のオコエが念入りに身体を動かしていた。マウンテンクライマーをやっているのも見えた。
この後の試合でもオコエは動きがけっこう良かった。
やはり準備が大事ということだろう。

売り子さんからビールを買う。
二言三言おしゃべり。
「今日で5連勝ですね!」などとお世辞を言われたが、まあまだわかりませんと答える。
まあ、こればかりは蓋を開けてみないとね。

ビールを飲んだり、おつまみをつまんでいるうちに試合開始が近づいてきた。
スコアボードではこれまでの試合のダイジェストなどを流している。
浜風が吹いていて、暑い中では本当に助かる。

17時半頃に両チームのスタメン発表。

試合開始前後、試合序盤に雨が多少ぱらついたが、ポンチョを着るほどではなかった。

 

18時に試合開始。

1回表に立ち上がりの伊原が攻められ、いきなり2点を先制された。
しかし、粘りのピッチングとバックの好守でなんとか5回2失点で抑えた。

一方、見ているこっちは本当にドキドキした。
毎回ランナーが出て、3回以外はすべて得点圏に進む。
伊原はボール先行気味で、たまに相手打者を追い込んでも決めきれずにフォアボールを出したりヒットを打たれたりする。
いつ大量点を取られてもおかしくない状況。
はっきり言って心臓に悪い!周りのファンのぼやきがちらほらと聞こえてくる。

私も周りのファンに向かってぼやきたくなったが、グッと我慢。
試合に負けてからぼやいても遅くはない。
自分で言うのも何だが、私は百戦錬磨の古参阪神ファンなので、こういうシーンには慣れている。

阪神打線は先発横川の前になかなかチャンスをつかめず。
しかし4回、5回にそれぞれ1点ずつを取って同点。
私も周りのファンとハイタッチして喜びを分かち合った。
やっぱり見ず知らず同士でもこうして喜びを分かち合えるのが野球場のいいところ。

5回表の豊田のバックホームで泉口を刺したのは本当に助かった。
私も含め、ライトスタンドは大盛り上がり!

あそこで3点目が入っていたら展開が大きく変わっていただろう。
(家に帰ってから、DAZNの見逃し配信でスロー映像を確認すると「セーフ」っぽかったけどね。阿部監督がリクエストしなくて助かったかも……)

その後も巨人はランナーを出して塁上をにぎわすが、阪神リリーフ陣の粘りと巨人の拙攻により0が並ぶ。
阪神もなかなかチャンスをつかめない。

また、この試合では、巨人の選手が立て続けに脱水症状にかかったり、熱中症で足がつったりして交代。
唐突に交代したのでどうしたのかと思ったが、試合終了後に事情を知る。
普段から鍛えているプロ野球選手ですらこうなのかと驚き、また地球温暖化問題について考えさせられた。

私もスタンドで大汗をかきながら観戦。
買ってあったスポーツドリンク3本を飲み干してしまった。
夏場は水分と塩分の補給が欠かせない。
次の観戦ではスポーツドリンクをもう少し多く持って行こう。

7回表、巨人のラッキーセブンで「闘魂込めて」が流れると、侮辱的な替え歌を歌ったりしているファンが一部にいた。
別の時に、巨人の選手に過激なヤジを飛ばしている人もいた。
自分はああいうのは好きではない。
応援は正々堂々と行うべき。
(実は若い頃の自分もそうだった。まるで30年前の自分を見ているようで、複雑な気持ちになった)

 

8回表、阪神は及川を投入。
登場曲がなかなかカッコイイ!
この回もピンチを招いたが、なんとか切り抜けた。

8回裏、同点の場面で巨人は大勢を投入。
ライトスタンドが少しどよめいた。
自分も驚いた。同点の場面で大勢を投入とは!
そして大勢には完璧に抑えられた。

9回表、阪神は石井を投入。
スタンドがものすごく盛り上がる!
巨人のキャベッジがライトのフェンス際に強い当たりを打ったが、森下がキャッチ。
いやあ、ヒヤッとした。
ヒーローインタビューで石井自身も語っていたが、浜風と甲子園に感謝!
たぶん他の球場だったらホームランだっただろう。

石井は9回を三者凡退に抑えた。
なんとこの9回が初めての三者凡退。

そして9回裏、巨人はライデル・マルティネスを出してきた。
これまた同点の場面でのクローザー投入。
ライトスタンドがどよめき、そしてメガホンで拍手しているファンもいた。
阪神は去年もライデルを攻略してサヨナラ勝ちしたことがある。

ライデル・マルティネスは今シーズンはまだ失点していない。表示された防御率は“0.00”。
これを見た瞬間、「よっしゃ、点取ったれ!」とファイトが湧いてきた。

森下がヒット、植田海が代走、ライデルの牽制球をファースト中山礼都が後逸して、無死二塁。
ここでサトテルを申告敬遠。
場内一斉にブーイング。

大山がライデルの足に当たる内野安打。
ボールは一、二塁間を転々としたが、中山礼都が抑える。
植田海が三塁を回っていたが、三塁コーチがあわててストップを掛ける。
ホームに突入していたらアウトだった可能性があるので、阪神ファン一同ホッと一息。

ここでバッターは豊田。
この試合で豊田は併殺打2本。
周りのファンからは「糸原は?」といった声も。
しかし藤川監督はそのまま打席に送る。

 

無死満塁!
なんかすごいことになってきた!
ライトスタンドの阪神ファンは総立ちで懸命に豊田を応援!私も大声を張り上げて応援!
気がつくと自分の足が震えている。
ものすごい緊張感に負けずにまた応援!

豊田の打球がセンター方向に上がったときに「ウオー!」という歓声が上がった。
センターのオコエが捕球してバックホームするが間に合わない。
植田海が悠々ホームを駆け抜けた。
阪神タイガースサヨナラ勝ち!!!!!

ライデル・マルティネスの無失点記録が途切れた!

 

その瞬間、甲子園球場の阪神ファンが大爆発!
私も気がつくと「ライデル粉砕!ライデル粉砕!」と雄叫びを上げていた。
私の一列前のファンが驚いてこちらを振り向き、私とメガホンでハイタッチして喜びを分かち合った。

大興奮してしまったので、植田海がホームを駆け抜けた後、記憶が少し曖昧。
落ち着きを取り戻したのは、ヒーローインタビュー前。

ヒーローインタビューは豊田と石井!
豊田のインタビューはしみじみと感動的。
石井は頭部負傷で休んでいた時の思いをいろいろ語ってくれた。
最後は石井の「勝ちマッスル!」で締めた。

我らが聖歌「六甲おろし」を歌う。
やっぱり勝って、甲子園球場ライトスタンドで歌う「六甲おろし」は最高!至高!

2025年7月3日、甲子園球場での阪神対巨人戦の試合結果がスコアボードに表示されている。3対2で阪神のサヨナラ勝ち。

少し余韻にひたってから、甲子園球場を出て、甲子園駅で乗車。
運良く座れた。

電車を乗り継いで0時過ぎに帰宅。

汗だくだったので帰宅後すぐにシャワーを浴びる。

それからDAZNでこの試合のいろいろなシーンと9回表、裏の攻防を見て、缶ビールで祝杯を挙げた。
なにせ心臓に悪い展開が続いたので、試合中は売り子さんのビールを買ったり、売店で何かを買う精神的余裕がなかったから。
植田海がホームを駆け抜けた後、豊田がチームメイトからの祝福を受けているシーンは私自身が大興奮していて覚えていなかったので、動画でじっくり味わえて良かった。
2時頃に就寝。