2021年1月6日 水曜日 晴れ時々くもり 『歴史群像』の「大清帝国の成立」記事などなど
今朝はごみ出しをして、運動も兼ねてそのまま歩いて図書館へ。まだ開館時間ではなかったので返却ポストに本を入れて引き返す。帰りにクリーニング店に寄り、新年の挨拶をして年末に出していた毛布と布団カバーを受領して帰宅。
帰宅後にシャワーを浴び、朝食を摂ってから仕事。
今日は仕事があまりはかどらなかった。
どうも気分が乗らない。
昨年末からほぼ休み無しで仕事をしているので、精神的な疲労がじわじわとたまっているらしい。
そこで今日は仕事を少し早めに切り上げた。
プライベートの家計簿をつけ、ちょうどやってきたネットスーパーの方から一週間分の食料品を受け取る。
それから郵便ポストをチェックして、本日届いた『歴史群像』2月号(ワン・パブリッシング、2021)をゲット。
さっそく山上至人「大清帝国の成立〈後編〉――満・蒙・漢を統べる大ハーンへの即位」(p.144-153)を読む。太宗ホンタイジ時代のアイシン・グルン(後金)からダイチン・グルン(清朝)への道筋の概説。
前編の山上至人「大清帝国の成立〈前編〉――「モンゴル王子」の即位と朝鮮侵攻」(『歴史群像』12月号(ワン・パブリッシング、2020、p.146-155)に掲載され、主にヌルハチの勃興、八旗制度と天命~天聡年間での変遷、ホンタイジの即位から朝鮮侵攻までの経緯が扱われている。
今回の後編は明代モンゴル情勢の概説とリンダン・ハーン、ホンタイジの対モンゴル政策、対明戦争、権力闘争、正藍旗取り潰しと改組について、そしてホンタイジの皇帝即位まで。
参考文献リストによると、神田信夫、松村潤、杉山清彦、谷井陽子、楠木賢道、岡田英弘、増井寛也、磯部敦史ら諸氏の研究を参照しているようだ。特に杉山清彦、谷井陽子、楠木賢道三氏の研究に多くを依拠している印象。
前編・後編を通して読んだ感想としては、近年の研究成果をよく調べてあるし、内容的によくまとまっていて参考になると思った。気になった点は、最新の学説やまだ仮説段階の説(例えばホンタイジの本名が「へカン」であるという説)を「有力な説」として取り上げている点。そこはいちおう断りを入れるべきだろう。ただ、多くの研究を取り入れつつ、概説として無難にまとめるのは難しいのは理解できる。
この時代について自分はあまり詳しくないので、専門家の評価を待ちたい。
自分はネット上の単なる清朝史「愛好者」でしかなく、しかもその「愛好者」の中でも「最弱」。
明日とあさっては気合い入れて仕事したい。
今週末は休みたいところ。
日本脱出の日、2025年11月11日まであと1770日。