2024年12月4日 火曜日 晴れ時々くもり 寝不足と読書

昨夜から本日早朝にかけて韓国で起きた「非常戒厳」事件には本当に驚いた。
同時に考えさせられることが多い事件でもある。

今回の「非常戒厳」事件は韓国市民、社会の底力を見せた形になった。大いに感銘を受けた。ただ、こうなった経緯、大統領の権限も含めていろいろ考える余地はありそう。
そして、今回の事件は隣国日本の政治、社会にとっても「他山の石」になり得ると思う。というか、日本の政治、社会の現状を見るに、むしろ今の日本こそ今回の事件とその教訓について真剣に考えるべきなのではとすら思う。

SNSを見ていると、今回の「非常戒厳」事件への感想として、韓国の市民、社会、民主主義への羨望を述べている方々が多い。自分もそうだから大いにわかる。
ただ、そこで「それにひきかえ日本では……」で思考を止めてはいけないと思う。
今回の事件の経緯と背景、ひいては日本も深く関わる韓国の歴史的背景を真剣に考察することが大事なのだろう。それは日本の政治や社会を良くしていく上でも無駄にはならないのではないかなと。

昨夜の「非常戒厳」事件ですっかり寝不足。
8時頃にいったん起きて、それから昼まで二度寝。

昼食を食べた後もしばらくボーッとしていた。

15時頃に気分転換を兼ねて河川敷を1時間ほどウォーキング。
帰りにスーパーに寄る。

シャワーを浴びて、18時台から読書。

今日も張建『清入関前歩兵研究』(中国社会科学出版社、2023年)の緒論を読む。
いろいろ書き込みをしたり、付箋を貼ったりして読んでいる。

今日読んだところでは、明清交代期に生じた「明清軍事革命」がなぜ「軍事革命」であるのかを説明する。
明朝さらには清朝にもたらされた火器による軍事的進歩が清朝の政治、経済、社会全体に大きな変化をもたらし、それゆえに「軍事革命」と称することができるという論旨は明確。
研究史のまとめも有用。
著者は、中国における清の入関前の研究が政治史、法制史、社会史に偏重し、軍事史特に兵制史研究への関心が低いと指摘。
(確かに、清の入関前さらには康熙年間(1662~1722)あたりまでの兵制史はまだまだわからないことが多いのが実情)
著者はなかでも日本の研究者の研究成果に注目し、研究史を整理。
さらに史料状況についても整理している。

やっと緒論を読み終わった。
明日以降は本論を読む。

張建『清入関前歩兵研究』(中国社会科学出版社、2023年)表紙、水色の表紙に戦車(手押し式の盾)を押したり、盾の後ろから銃や矢を放つ兵士の絵がある。本には付箋が貼られている。
張建『清入関前歩兵研究』(中国社会科学出版社、2023年)20-21頁、赤ペンで書き込みがされ、付箋が貼られている。頁がめくれないように、エアコンのリモコンが左側に置かれている。
張建『清入関前歩兵研究』(中国社会科学出版社、2023年)26-27頁。赤ペンで書き込みがされている。頁がめくれないように、エアコンのリモコンが左側に置かれている。

さて、夕食にするか。