2025年9月3日 水曜日 晴れ時々くもり 怒りや哀しみよりも、寂しさ
昨夜は中国人の友人とビデオチャット。
今回もいろいろぼやきを聞く。中国庶民も大変。最近はメディアの報道でも友人からの情報でも、中国についてあまり景気のいい話を聞かない。
「日本に行きたいよ」と言われ、こちらも「日本もなかなか大変だよ」と応じる。
大変なのは常に庶民。
ビデオチャットが長引いてしまい、寝たのは夜半頃。
今朝は8時頃に起床。
中国の抗日戦争勝利記念の軍事パレードのニュースに接する。
以下、私の今の心境を書く。近年の中国を見ていて強く思うことだが、中国共産党と中国の「愛国者」にはもう金と力しか誇る物がないんだなと思った。
本来誇るべき歴史も伝統も文化もあり、人々も優しい素晴らしい国だったはず。
わざわざ「俺たちはすごいんだぞ」と力まなくても中国は日本と世界に充分認められている。なのに中国共産党と中国の「愛国者」にはそれがわからない。
金と力を崇拝し、他者もそうだろうと考えて、自国民と他国を金と力で押さえつけようとする。
実にもったいない話だし、実に寂しい。自分を他人にどう見せたいか、他人からどう見られたいかについてはやたら気にするのに、肝心の他人からどう見られているかをまったく考えない。
この30年、中国と中国人と関わってきて、中国の歴史にも伝統にも文化にも憧れを抱いてきたし、中国社会の理不尽さについて我が事として怒ってきたし悲しんできた。
だが、近年の中国を見ると、怒りや哀しみよりも寂しさを感じる。
そんなに力まなくてもいいのに、そんなに生き急がなくてもいいのに、何をそんなに焦っているんだと思う。
本当にもったいない。かつて私は中国に骨を埋めようとした人間である。
しかしさまざまなことがあり、中国社会に失望して帰国した。
今後もよほどのことがない限り、中国に渡航することはないだろう。
少なくとも習近平政権が続く限りは渡航しない。
これが私にできる唯一の抗議だから。
(まあ、もっとも日本にも参政党とか自民党とか極右とか、その他中国共産党に似たような種類の人間はたくさんいるので、「人の振り見て我が振り直せ」といきたいものであるが……)
今日は、9時頃から昼食をはさんで18時40分頃まで作業した。
それからシャワーを浴びて、ネット配信でナイターを観戦。
夕食は某ファストフード店の月見バーガー。