帰省雑記 その三
4日、大阪城と大阪歴史博物館を見学。
天守閣
まず午前中、大阪城を見学。中国人と韓国人の団体が多かった。特に韓国人が多く、あちこちから韓国語が聞こえてきた。天守閣前の記念撮影ポイントでは、シャッターを押すときの「ハナ、ドゥル、セッ(一、二、三)」という掛け声がチラホラと。ハングル文字の書かれた小旗を持ったガイドがツアー客を引率していた。
青屋門 刻印石(豊前小倉藩・細川忠興)
中国語で「蜂に注意!」 桜門の蛸石
千貫櫓 大手門
やはり秀吉の城への関心が高いのだろうか(今の大阪城は徳川による再建だが)。
あと、ドイツ人の団体(揃いの黒ジャージ、背中には白字で“Deutscheland”)もいた。
遠足に来ていた小学生の男の子が天守閣最上階の外国人観光客の前で「ジャパニーズ、ジャパニーズ」と大声でアピールしていた。ドイツ人も苦笑いしていた。将来楽しみなガキやなあww
天守閣前で写真を撮っていたら、ある観光客にイントネーションのおかしな日本語でシャッターを頼まれた。多分中国か韓国の人だろう。快く応じた。少し恥ずかしそうにしていたが、その気持よく分る。自分も十数年前初めて中国を旅行したとき、天安門前でシャッターを頼む時は本当にドキドキしたから。
午後は大阪歴史博物館を見学。
大阪城内にあった博物館(旧第四師団司令部)は以前見学したことがあったが、移転後の見学は初めて。映像と模型が効果的に使われていた。特に江戸時代以降の「天下の台所」についての展示と、近代の「大大阪」の展示が面白かった。江戸時代の展示では商家のボンボンが大阪弁で解説するという映像があり、面白かった。「大大阪」の展示では当時の写真や映像、さらには復元された大阪市街もあり、とても楽しかった(同時代ということもあり、大連市の古い建築とそっくり!)。
江戸時代の船場 近代大阪
子供向けの考古学の発掘・復元教室の感想メモはハングルが本当に多かった。ハングルの感想メモの一部には日本語も併記されており、概ね好意的な内容だった。
感想メモ
本当に面白く、懐かしく、楽しい一日だった。
自分は日本人である以前に、大阪人なのだということを改めて思い知った。
異国の地に在っても、大阪魂だけは忘れないでいたい。
“帰省雑記 その三” に対して2件のコメントがあります。
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「一、二、三」は固有語で言うんだ……。日本語なら「ひーふーみっ!」です。
いちいち勉強になるなぁ、このブログ(博客?)。
>本タビ
ブレードランナーかと思いました。
おかしいだろう俺の感覚。
(黄色い白人より)
>「一、二、三」は固有語で言うんだ……。
そう言われてみれば確かに固有語ですね。
(私も韓国語は少ししか知りませんが)
>いちいち勉強になるなぁ、このブログ(博客?)。
いえいえ、まだまだです(^^ゞ
>ブレードランナーかと思いました。
同感!
『ブレードランナー』に出てくる街は、日本やアジアの都市をモチーフにしているらしいので、そういう感じがするのはむしろ当然だと思います。
私も『ブレードランナー』とディックのファンです。私のハンドルネームは、『ブレードランナー』の原作、『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』から取ったものです。