同姓同名
まずは
『中国情報局』の記事より
【今日のブログ】多すぎる同姓同名、社会問題に | |
中国では文革後に二文字の姓名が流行し、同姓同名が急増する原因となった。その後三文字の姓名が推奨され、現在では三文字が主流となっているが、それでも同姓同名の数は多い。以下は湖南省を対象に調査を行い、それを公表するブログより。
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公安部の「全国公民身分信息系統」から、湖南省の戸籍人口姓名調査を実施した。以下はその統計結果である。
湖南省、名字ランキングベスト5
順位 名字 人数 全省に占める割合
1 李 4545072 6.72%
2 劉 4477126 6.62%
3 陳 2911959 4.31%
4 張 2533137 3.75%
5 王 2490819 3.68%
湖南省同姓同名ランキングベスト3
1 劉芳 16702人
2 劉勇 14476人
3 劉偉 14092人
全国公民身分信息系統の戸籍登記情報によれば、湖南省の名字の上位5つは李、劉、陳、張、王という姓で、省の人口25%を占めることが分かった。
中国には現在4100あまりの名字が存在する。珍しい姓が減少するにつれて、同姓同名の比率が増大している。また同時に、毎年生まれる新生児の数は2200万人以上で、その両親が名前を気ままに決めるため、姓名が重なる割合がさらに高くなっている。
同姓同名は戸籍や郵便、銀行業務、また医療などの管理に支障をきたし始めている。ある専門家は中国人の同姓同名は社会の災いに発展すると指摘する。本来名前は識別する符号に過ぎない。しかしながら、同姓同名現象が深刻化し、それが中国の社会問題となっている。
通常、中国の公安局では16歳以上の改名を認めていない。これは改名して犯罪行為をすることを防止するためだ。16歳以上の市民は、特殊な事情でしか改名は認められない。同姓同名で後々の生活と仕事に支障をきたさないためにも、命名の際、この同姓同名が引き起こす問題をしっかりと認識する必要があるだろう。
中国、同姓同名多すぎ 誤認逮捕など混乱も 【北京3日共同】人口約13億人の中国で、同姓同名の人が多すぎることが原因で、誤認逮捕などさまざまなトラブルが増えている。漢字で2、3字の姓名が一般的なためで、行政当局は1字の名前を避けた命名を呼び掛けている。 新華社電によると、江西省南昌市の劉祖強さんという運転手は同姓同名の犯罪者に間違えられて2度も誤認逮捕された。また同市の熊偉さんは会社が同姓同名の同僚に給料を誤配するトラブルに何度も遭ったという。男子生徒の劉芳さんは寄宿舎制の高校に入学したところ、割り当てられたのは女子生徒の劉芳さんの寝室だった。 中国では毎年、約2200万人が生まれているが、最近、同姓同名の“重複率”が高まっているという。「張偉」は全国に約29万人、「王偉」は約28万人もいる。陸上選手の劉翔が2004年のアテネ五輪で金メダルを獲得した後は「劉翔ちゃん」が続々と誕生し、既に1万8000人に達した。 |
2007/09/03 09:06 【共同通信】 |