読書記録(2015年7月)
今回も「読書メーター」の「まとめ」機能を使用して生成したブログ用記事を掲載。
生成したブログ記事は、フォント・行間隔及び書名・副題の文字間隔等を適宜修正。
7月は5月、6月に比べると読書量が増えた。
今後もこの調子でどんどん読んでいきたい。
2015年7月の読書メーター
読んだ本の数:17冊
読んだページ数:3593ページ
ナイス数:48ナイス
ライジングサン(8) (アクションコミックス)の感想
初めての射撃。自分の新隊員時代の射撃の思い出がいろいろよみがえってきて、懐かしく読ませてもらいました。あと、教官にいろいろご心配ご迷惑をおかけしたこともついでに思い出しました(^^;;
読了日:7月3日 著者:藤原さとし
センゴク天正記(12) (ヤンマガKCスペシャル)の感想
井上一蓮坊の「勝利」は見事。そして播磨平定。本願寺とも和睦。顕如もまた見事な人物として描かれている。いい演出!久しぶりに登場のお蝶さんもいい味出してる。
読了日:7月3日 著者:宮下英樹
センゴク天正記(13) (ヤンマガKCスペシャル)の感想
佐久間追放。そして中国攻略編へ。毛利元就の淡々としながらブレないキャラが印象的。吉川経家が、豪放に見えてなかなかの曲者という面白い描かれ方をしている。
読了日:7月3日 著者:宮下英樹
ゴルゴ13 177 (SPコミックス)の感想
表題作はやりきれないストーリー。結末も救いがない。
読了日:7月4日 著者:さいとう・たかを
北斗の拳 イチゴ味 4 (ゼノンコミックス)の感想
羅将ハン。この濃ゆいキャラと南斗六星、五車星とのミスマッチの妙が面白い。しかしまあ、本当にあの内容を銀河万丈ボイスでアニメ化するのか(^^;;楽しみ。
読了日:7月4日 著者:行徒妹,河田雄志,原哲夫
日本一小さな大大名―たった五千石で、徳川将軍家と肩を並べた喜連川藩の江戸時代の感想
石高わずか五千石と、およそ「大名」とは言い難い小藩だが、源氏と足利家の末裔であり、御三家や百万石の大名にも負けない家格を誇り、身分は徳川将軍家の臣下ではなくいわば客分。しかも参勤交代は自由で、諸役も免除、幕府の将軍を意味する「御所」・「公方」号を許されるなど、別格中の別格だった喜連川家。 中国史好きの自分としては、北宋における後周皇族の柴氏を思い出した。 歴代藩主の逸話、小藩ゆえの慢性的な財政難を乗り越えるための涙ぐましい努力も面白い。
読了日:7月7日 著者:山下昌也
センゴク天正記(14) (ヤンマガKCスペシャル)の感想
吉川経家と秀吉の駆け引きに燃える。秀吉の策と知りながら経家がハマってしまうあたりの演出が巧み。それにしても、この漫画は敵味方ともにみな存在感がある。そして、いよいよ武田攻めへ。
読了日:7月10日 著者:宮下英樹
センゴク天正記(15) (ヤンマガKCスペシャル)の感想
武田氏滅亡。やはり信玄時代の負の遺産が大きすぎたという描かれ方。本作の勝頼像はなかなかユニーク。そして天正記完。
読了日:7月10日 著者:宮下英樹
グラゼニ~東京ドーム編~(1) (モーニング KC)の感想
いよいよ「紳士」の球団へ。新生活、「外様」としての気苦労、技術論など見所が多い。臆病ゆえに技術を磨くのがプロということか。
読了日:7月10日 著者:アダチケイジ
グラゼニ~東京ドーム編~(2) (モーニング KC)の感想
若手に教えた技術論、投球論を自分では実践できず、焦る凡田。いつも通り焦り、試行錯誤する描写に野球の難しさを見る。確かにあの球団の「外様」としてのプレッシャーは相当なもんだろう。そして、プロ野球の冷徹な論理も描かれる。
読了日:7月10日 著者:アダチケイジ
火ノ丸相撲 1 (ジャンプコミックス)の感想
王道、というか文字通りの電車道的相撲漫画。これほど「電車道」な主人公は今時珍しい。スピード感ある描写と相撲についての解説が上手く両立。面白い。
読了日:7月11日 著者:川田
八旗制度の研究 (東洋史研究叢刊)の感想
これまで分権的集団とされてきた八旗につき、著者は通説の再検討、史料の読みなおしを行い、八旗は集権的集団であったとする。本書には興味深い問題提起が多く、他の研究者の論著や史料と併せ読むことで、清朝史研究への理解がより深まるだろう。個人的には第4、5章の軍事面からの八旗制考察が面白かった。
読了日:7月12日 著者:谷井陽子
東アジアの中世城郭: 女真の山城と平城 (城を極める)の感想
現在の中国東北部及びロシア沿海州に築城された金・東夏代の女真城郭の現地報告及び縄張り図を多数掲載。主な城郭については緯度と経度も掲載されているので Google Earthで現状を確認することもできる。日本・朝鮮半島など東アジアの城郭との比較検討も興味深い。また、多くの城郭が河川付近に立地しているのも面白い。本書の元となった城郭調査では日本の中世城郭研究者の協力も得ており、日本の中世城郭ファンにとっても読みやすい本となっている。
読了日:7月15日 著者:臼杵勲
ソ連―自動車旅行 (1961年)の感想
速水螺旋人先生のツイートで本書を知り、早速図書館で借りて読んでみた。本書は1960年に西欧、東欧そしてソ連を自動車旅行した著者と東京工業大学自動車部の旅行記で、現地の自動車事情、道路事情、生活事情に関する貴重な観察記録となっている。特にソ連については現地人の親切さを記しつつ、ソ連農村の貧しさ、道路事情の悪さ、官僚主義については率直に批判している。
読了日:7月16日 著者:桶谷繁雄
センゴク一統記(1) (ヤンマガKCスペシャル)の感想
家康の涙ぐましい接待。威厳と「高転び」の危うさが漂う信長。妖気が漂ってきた光秀。そしてセンゴク一族は相変わらず。
読了日:7月18日 著者:宮下英樹
センゴク一統記(2) (ヤンマガKCスペシャル)の感想
淡路調略でのセンゴクは相変わらずのキャラというかなんというか。高松城水攻め、毛利の両川、光秀、信長、秀吉、様々な思惑が交錯。本能寺の変の舞台が少しずつ見えてきた感じ。
読了日:7月18日 著者:宮下英樹
朝鮮王公族―帝国日本の準皇族 (中公新書)の感想
皇族と華族の間に位置する「王公族」として帝国日本に組み込まれた大韓帝国(朝鮮王朝)皇族たちの各人各様の生き方、日本側の思惑を冷静な筆致で語る。併合前から戦前に至る日本側と韓国皇族たちとの建て前と本音を巡る駆け引きはかなり生々しい。そして、日本で育った王公族第二世代以降のメンタリティと戦後の末路はやはり日本の旧宮家・旧華族そのままという印象を受けた。
読了日:7月30日 著者:新城道彦