読書記録(2015年12月)
今頃になって12月の読書記録をアップ。
今回も「読書メーター」の「まとめ」機能を使用して生成したブログ用記事を掲載。
生成したブログ記事は、フォント・行間隔及び書名・副題の文字間隔等を適宜修正。
またしても漫画やブックレットが中心に。
年末年始は忙しかったとはいえ、もっと読まなきゃ。
2015年12月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:697ページ
ナイス数:18ナイス
イエズス会と中国知識人 (世界史リブレット)の感想
要点がよくまとめられている。入門書としてよくできていると思う。当時の東西両洋のトップクラスの知識人でもあった中国知識人とイエズス会士の出会い、交流そして衝突の様相が描かれている。興味深いのは双方の相手側への視線の変化。当初の観念的な相互尊重から次第に敵意、嘲笑、低評価へと変化していくあたりに、文化・文明の交流の難しさを感じた。
読了日:12月7日 著者:岡本さえ
中国の海商と海賊 (世界史リブレット (63))の感想
海から見た中国史。中国と海との関わりについて、基本的な知識が得られる良書。ただ、出版年が2003年と古く、その後の研究の進展も速いので、その辺は最近出た文献を読んで補うべきだろう。
読了日:12月19日 著者:松浦章
大砲とスタンプ(5) (モーニング KC)の感想
アーネチカのエロい活躍、戦場にでっち上げられた「中立国」などなど変化に富んだエピソードが出色。架空兵器も相変わらず楽しい。だが、そうしたトボけたユーモアの中、容赦なくやって来る死も描かれる。おかしくてやがて悲しき戦争。
読了日:12月26日 著者:速水螺旋人
螺旋人同時上映 速水螺旋人短編集 (イブニングKC)の感想
前から気になってた「代書屋レオフリク」が読めて嬉しい。「のんびりできて儲かって文化的な仕事」がしたいとボヤくレオフリクがなんとなく自分に重なり共感。一応完結ということらしいけど、登場人物たちが魅力的なので続きが読みたい。他の作品もファンタジーとSFとミリタリーが融合した独特な味わい。
読了日:12月27日 著者:速水螺旋人
中国嫁日記 (五)の感想
本編はめっちゃ楽しい。特に旅行の話と牛角の話がよかった。一方、書き下ろしの内容はかなり重い。お金というものは本当に恐ろしい。作者本人もおっしゃってたけど、本当に青木雄二の漫画にでも出てきそうなお話。そしてやっぱり月さんはえらい!自分も妻に救われてばかりなので、本作を読み、改めて自分の妻を大事にしたいと思った。
読了日:12月30日 著者:井上純一