読書記録(2016年5月)
毎月「読書メーター」の「まとめ」機能を使用して生成したブログ用記事を掲載。
生成したブログ記事は、フォント・行間隔及び書名・副題の文字間隔等を適宜修正。
先月は2ヶ月分働きました。
たくさん読むぞと図書館から借りた本もほとんど読めずじまい。
本がたくさん読める時間的、経済的な余裕が欲しいです。
2016年5月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1433ページ
ナイス数:23ナイス
センゴク一統記(14) (ヤンマガKCスペシャル)の感想
ひたすら「学び」続け、成長していく徳川家康。神速の秀吉。戸惑う恒興。敵も味方も振り回す鬼武蔵。堅実な堀秀政。追い散らされる秀次。迎え撃つ徳川勢。この漫画は本当に全員キャラ立ちしてるなあ。「中入り」策を「大手飛車取り」に例えたのは言い得て妙。主人公はほぼ登場せず。
読了日:5月14日 著者:宮下英樹
センゴク一統記(15)<完> (ヤンマガKCスペシャル)の感想
小牧・長久手編完結。鬼武蔵と恒興の死は「猪武者の時代の終わり」を象徴。道化に甘んじ、道化を楽しみ、天下から降りた信雄。そして政略と経済戦略で圧倒する秀吉が天下人へとまた一歩。来し方を振り返る仙石権兵衛と堀秀政。表紙の池田恒興は読者に別れを告げているようにも見える。良い終わり方だった。次はいよいよ仙石権兵衛生涯最大の危機が描かれるのか?
読了日:5月14日 著者:宮下英樹
「豊臣大名」真田一族の感想
個人的に面白かったのは信幸の豊臣大名としての立ち位置と沼田領統治、そして信幸家臣団の実情。信幸は豊臣家(石田三成)、婚姻関係にある徳川家の両方と懇意で、三成も信幸を介して徳川家と連絡を取っている様子が伺える。小田原合戦後は、事実上、父昌幸から独立した大名として沼田領を統治し、内政面での矢沢父子と出浦昌相の活躍も注目に値する。沼田領統治と矢沢父子・出浦昌相ら信幸家臣団は、後の近世大名としての真田家の原型というところか。関ヶ原前後の昌幸、信幸、信繁の動向もきっちり跡付けてあり、非常に参考になる。
読了日:5月26日 著者:黒田基樹
異世界作家生活 女騎士さんと始めるものかきスローライフ (ダッシュエックス文庫)の感想
一言で言えば、ラノベ版文章読本かな。ラノベと文章の書き方についての記述はなかなか面白い。主人公を通じて語られるラノベ作家の生態にも興味深々。努力型でおっちょこちょいで、ちょっと器が小さい主人公と、天才肌のライバル、女騎士さん、オークの本屋さん、書き方教室の個性的な生徒たちもキャラ立ちしてて楽しい。あと、パロディネタも笑えた。
読了日:5月27日 著者:森田季節
このマンガがすごい! comics 翔んで埼玉 (Konomanga ga Sugoi!COMICS)の感想
なんか巻き添えで茨城まで茶化されてますがこれ(^_^;)。ユーモアと画力、そして陰険な差別の描写が巧みにミックスされた稀有な作品。これは良くも悪くも当時の魔夜先生にしか描きえない作品かも。SF短編「時の流れに」も良作。
読了日:5月28日 著者:魔夜峰央
伊達エルフ政宗 (GA文庫)の感想
Twitterで題名を見かけて、なんじゃこれは?と購入。面白い!ファンタジー世界と戦国世界をうまく組み合わせてある。史実の将軍家、各大名、国衆にファンタジー世界のいろいろな種族、属性を当てはめることで、各勢力の関係性をうまく表現している。登場人物も勇十、政宗、片倉景綱、某元テニス選手のように暑苦しい伊達成実をはじめ面白いメンツがそろうが、まだまだ本領発揮してない感じ。今後の展開はどうなるか。注目したい。
読了日:5月30日 著者:森田季節