2023年11月3日 金曜日 晴れ 古本探索
今日は完全休養日。
8時頃起床。6時間ほどしか寝ておらず、少々眠い。
10時頃家を出て、藤井大丸の四条寺町デパ地下古本市へと向かう。
途中、方向を間違えて、当初の予定より少し遅れて到着。
1時間ほどじっくり見て回り、3冊購入。下の写真を参照。
水木しげる『劇画近藤勇――星をつかみそこねる男』(ちくま文庫、筑摩書房、1989年)に特に目を引かれた。水木しげるが近藤勇の劇画を描いていたとは知らなかった。
それから徒歩で出町柳へ移動し、ロッテリアで昼食。
祝日の昼飯時とあって、店内は人であふれていた。
食べ終わってから、百万遍へ移動。
吉岡書店で、大庭脩『徳川吉宗と康煕帝――鎖国下での日中交流』(あじあブックス019、大修館書店、1999年)と昨日から気になっていたE・J・H・コーナー著、石井美樹子訳『思い出の昭南博物館――占領下シンガポールと徳川侯』(中公新書659、中央公論社、1982年)を購入。この2冊はなかなか読むのが楽しみ。
それから知恩寺の秋の古本まつりへ移動。
伊佐眞一編・解説『謝花昇集』(みすず書房、1998年)は内容と解説が充実していたので購入。
私の父方のルーツは奄美群島なので、奄美群島および奄美群島と関係の深い沖縄に関連する本を古本で少しずつ集めている。
中国書では近世から近代の中国キリスト教史に関する本がたくさんあった。
自分は院生時代に中国清代の火器の歴史、科学技術史などを調べていて、その過程で欧州の科学技術を中国に伝えたキリスト教宣教師に関心を持つようになった。また、クリスティ著、矢内原忠雄訳『奉天三十年』上・下(岩波新書(赤版1・2)、岩波書店、1938年)を読んだり、現地でキリスト教会をたくさん見かけたりして、中国東北地方のキリスト教史にも関心がある。
汪宗猷編著『広州満族簡史』(広東人民出版社、1990年)は思わぬ収穫。こうした民族関連の本は出版数も印刷部数も少ないので見つけたらすぐに手に入れるのが鉄則。
大河内康憲編『毛沢東 老三篇 拼音対照本』(東方書店、1967年)は、毛沢東の「老三篇」こと「为人民服务」(人民に奉仕する(本書では「人民に服務する」と訳している))、「纪念白求恩」(ベチューンを記念する)、「 愚公移山」(愚公、山を移す)の原文とピンインの対照となっており、それに日本語での解説を加えたもの。文革時代の雰囲気を反映した中国語学習教材。ある意味興味深い。
E・M・フォースター著、西崎憲・中島朋子訳『眺めのいい部屋』は約32年ぶりの再会。
大学一回生の頃、自分が取っていた英文学の講義でこの小説を扱っていた。当時は原語のペーパーバックを読んでもちんぷんかんぷん。自分は英語は大の苦手。講義の内容からわずかにストーリーを知るだけだった。
折を見て、改めて読んでみようと思う。
16時半頃帰宅。
今日は昼間はかなり暑かったし、あちこち歩いたので汗びっしょり。
今が11月とは信じられん。
明日は新しいテレビとブルーレイレコーダーが届くので、現在、今使っているブルーレイレコーダーから録画データの引っ越し作業を行っているところ。
明日は新しいテレビとブルーレイレコーダーのセッティングと部屋の整理の予定。