2024年1月15日 月曜日 晴れ時々くもり 相変わらず光らない私へ

昨夜は寝る前についつい小説を読んでしまったこともあり、目が冴えてあまりよく眠れなかった。
明け方頃、「乾隆帝漢人説」が出てくる妙ちきりんな夢を見た。
なぜ唐突にそんな夢を見たのかはよくわからん。
ちなみに「乾隆帝漢人説」は中国の小説やドラマではわりとネタにされていたりする。

「乾隆帝漢人説」について詳しくは以下のリンク先を参照。

鈴木真「乾隆帝生母の謎」:学科の紹介【17】 ノートルダム清心女子大学
https://www.ndsu.ac.jp/blog/article/index.php?c=blog_view&pk=15695552240023&category=&category2=

7時頃に一度トイレに行ってから二度寝して9時頃に起床。
本来は7時に起きる予定だったが、疲れが取れていなかったので二度寝した。

9時に軽く朝食を摂り、12時頃まで仕事。
昨日までに翻訳した原稿を最終確認してから正午に納品。

午後は散歩ついでに昼食を摂り、本屋に行く。
「運悪く」というべきか「運良く」というべきか、いろいろ面白そうな本を見つけてしまい、大量に買い込んでしまった。大散財!
また積読本が増えてしまった。
今年は積読本消化強化年にしよう。

帰宅後はメール対応などを少しこなす。

夜は昨夜の残りの名古屋風味噌煮込みおでん鍋に具と味噌を足して食べた。
食べながら『光る君へ』第2話を一日遅れで鑑賞。
今週の筋立ても面白い。

食後に斎藤兆史『英語達人列伝II――かくも気高き、日本人の英語』(中公新書 2738、2023年)を読了。

あとがきの「達人たちはなにか特殊な修業を行ったわけではない。当たり前の学習法を、とてつもない時間をかけ、とてつもない情熱と根気を持って実践しただけである。」という一文に共感。
本書では、英語の達人たちは、あくまでたくさん読み、音読し、書き、訳すという語学の基本に忠実であったことがわかりやすく語られている。
自分も中国語という外国語を学ぶ際に大いに参考にしたいと思った。

 

それから、昨夜読んだ稲田晃司『魔境斬刻録 隣り合わせの灰と青春』1 (ボーダーコミックス、リイド社、2023年)の感想を『読書メーター』に投稿。
ファミコン版Wizardry Iを高校時代にプレイしており、原作小説も読んだのでこのコミカライズも読んでみた。
固有名詞、呪文名、アイテム名、モンスター名などが差し替えられているのは惜しまれるが、Wizardry Iと原作小説の味わいは再現されていると思う。
もう一度あの迷宮に潜ってみたいと思えた。
Wizardryは私にとっても青春時代のRPG。

その後、佐藤信弥『古代中国王朝史の誕生――歴史はどう記述されてきたか』(ちくま新書、2024年)を読み始めた。
古代中国における「歴史認識」と「歴史観」というテーマは面白そう。
引用されている甲骨文、金文の写真を見て、本書での読み下し文、現代語訳などを参照しつつ、軽い気持ちで読解を試みてみたが全然読めない。
当方、先秦の漢文と金石文、ましてや甲骨文はまるでダメ。一二割読めればいい方。というかまったく読めない時の方が多い。

これぞまさに、

文字鬱律蛟蛇走 文字鬱律として蛟蛇(こうだ)走る
細觀初以指畫肚 細かに觀(み)て初めは指を以て肚(はら)に畫(かく)す
欲讀嗟如箝在口 讀まんと欲して嗟(ああ)箝(けん)の口に在るが如し

とか

強尋偏傍推點畫 強いて偏傍を尋ねて點畫を推せば
時得一二遺八九 時に一二を得て八九を遺(のこ)す

……というところ。
(いずれも蘇軾『石鼓』より)

自分も中高生時代に『三国志演義』などをきっかけに中国に関心を持ち始めてから、いろいろな本を読んだり現地を訪れたりもしたが、それでも中国の歴史についてはまだまだ知らないこと、わからないことの方が圧倒的に多い。
でも、それが楽しい。
知らないこと、わからないことがあるから知ろうと思うし、わかりたいと思う。
まあ、気負わず、無理をせずいろいろなことを勉強していきたい。