満文論語より
先ほど引用した『論語』の章句、
子曰、不曰如之何、如之何者、吾末如之何也已矣。(『論語』巻八 衛靈公第十五)
子の曰わく、如之何(いかん)、如之何(いかん)と曰(い)わざる者は、吾(われ)如之何(いかん)ともする末(な)きのみ。
(読み下し)
先生がいわれた「『どうしようか?どうしようか?』といわないような者は、わたしにもどうしようもないよ」
ちなみに、満洲語訳ではこうなってます(『御製繙譯論語』巻八 衛靈公第十五 四庫全書本)
子曰、不曰如之何、如之何者、吾末如之何也已矣。
fudzi hendume,adarame ojoro,adarame ojoro serkū oci,bi,sehe seme ainara.
(直訳)
夫子(先生)がいうには、どうしよう、どうしようといわないようなら、わたしがいったとてどうにもならない。
満洲語やってる人以外にはどうでもいいことですね。