関東旅行記――1日目 2024年5月28日 火曜日 新幹線、秋葉原と雨の神宮球場

2024年5月28日から6月2日までの五泊六日の関東旅行での出来事と感想を書いていく。
今回の関東旅行では、関東各地の球場を巡って野球観戦し、自分が専攻していた清朝史と満洲語の学会にも参加してきた。
非常に充実した旅行だった。

以下、旅行1日目の出来事と感想を書いていく。

7時頃に起床。
外は雨。
前夜は気分がそわそわして、何度も目が覚めた。
まるで遠足の前夜のように眠れなかった。

9時前に自宅付近の道路に出て、数日前に予約してあったタクシーを待つ。
大きなキャリーバッグを引っ張って地下鉄まで降りたり、乗り換えをするのは少々キツい。

タクシーは渋滞に巻き込まれたらしく、予定の9時からやや遅れて到着。
タクシーの運転手はなかなか話し上手な女性で、車中では非常に楽しく過ごせた。
幸い渋滞に巻き込まれることなく、京都駅八条口に到着。

京都駅に着くまでに渋滞に巻き込まれることを想定してスケジュールを組んでいたので、京都駅に着いた時点では1時間以上の余裕があった。
そこで駅内のセブンイレブンで、関東旅行中に観戦予定の野球の試合のチケットを発券してもらった。
これはあらかじめチケットぴあで予約していたもの。
まあ、東京に着いてからでもよかったんだけど。

売店で飲み物、鮭の西京焼きと出汁巻きが入った弁当を購入し、10時45分発のぞみ10号に乗車。
富士山を見たくてわざわざ窓際の席を予約したのだが、雨が降り、さらには上空に雲が低く垂れこめ、富士山はまったく見えなかった。
残念無念!

12時57分に東京駅到着。

その後電車を乗り継いで、13時半ごろに御茶ノ水駅付近のホテルにチェックイン。
予定チェックイン時刻より少し早かったが、部屋の準備はもうできているとのことで、チェックインできた。
ホテルのフロントの係の方に中国人の方がいた。やはりインバウンド需要への対応もあるのだろうか。
自分が異国の地でホテルのフロントが務まるぐらいの語学力とコミュニケーション能力を身につけられるかと言われれば無理。
サービス業に従事しておられる外国の方々は本当にすごいし、頭が下がる。
これは今回の旅行で繰り返し感じたことである。外国人があちこちで働いている。
もはや日本は彼らなしには立ちゆかない。
日本が外国人にとって住みよい国となることを祈りたい(ついでにいえば、外国人にとって住みよい国は、日本人にとっても住みよい国だろう。特に私のような「変わり者」の日本人にとっては。)。

部屋に荷物を置いた後、秋葉原を散策。
秋葉原ビックカメラ前交差点ボークス秋葉原ホビー天国2の縦長看板2枚。右側が「知的好奇心をあなたと共に!!」、左側が「ホビーは心の支え!!」とある。
ボークス秋葉原ホビー天国2の縦長看板2枚、右側が「知的好奇心をあなたと共に!!」、左側が「ホビーは心の支え!!」とある。
いい言葉だと思う。

JR秋葉原駅前広場。メイドさんの格好をした女の子もいる。駅ビル壁面には『ブルーアーカイブ』の広告。
秋葉原駅前広場ではアニメ、ゲームの広告多し。
メイドさんの格好で踊っている女の子もいた。

しばらくあちこちの店をブラブラして、秋葉原から電車に乗って信濃橋駅に移動し、そこから歩いて神宮球場へ。
以前神宮球場に来たときは地下鉄の外苑前から来たので、信濃橋駅からの行き方を知らず、危うく逆方向に歩くところだった。

神宮球場7入口前。「明治神宮野球場」の文字が見える。

信濃橋駅についたあたりから雨がぱらつきだしていた。

球場に入るとき、村上宗隆の日本プロ野球史上最年少記録200本塁打記念クリアファイルをいただいた。記念品として配布しているらしい。
村上宗隆の日本プロ野球史上最年少記録200本塁打記念クリアファイル(入場時に記念として配布)

村上宗隆の日本プロ野球史上最年少記録200本塁打の表彰式
神宮球場スコアボード上に両チームのスタメンおよび審判員が表示されている。

ビールとヘルメットカレー(ヤクルトのヘルメットを模した器にカレーが入っている)を買い、「球場飯」を楽しむ。

その時さらに雨が強まり、近くの物陰で雨宿り。するとそばに立っていた女性ファンが話しかけてきて「これは絶対中止でしょ」と笑っていた。
しかし、試合は決行。
風が上空で渦巻き、風向が頻繁に変化しているらしく、スコアボード上部の日の丸と両球団の球団旗の方向がしょっちゅう変わっていた。
飛球が上がったとき、ロッテの岡がかなり危なっかしい捕り方をしていた。おそらく上空の不安定な風のせいで、打球が予想外の変化をしたのだろう。

試合はホームランあり、ファインプレーありでなかなかよい試合。
私はどちらのファンでもないので中立の立場で観戦していたが、かなり楽しめた。
私は阪神ファンだが、それ以上に「野球そのもの」が大好きな人間だから。

ロッテの応援もユニークで面白い。しかも、声量がすごくて迫力もあった。
ネフタリ・ソトの応援歌がかなりユニークというか異様で、お経や祝詞、何かの宗教の詠歌のようにも聞こえる。
これは「ネフタリ教」と呼ばれるのも当然かも。

この日、山田哲人が1500安打を達成。

最近はどこの球団でもそうだが、試合の合間にいろいろなイベントやパフォーマンスが実施され、ファンを飽きさせない工夫がされていた。
雨の中で笑顔で踊ったり走ったりするチアガールは本当にすごいと思った。

4回、5回ごろになると台風並みの風雨となり、試合続行が危ぶまれ、5回裏終了時点で試合中断。
(日程がキツい交流戦でなければ、もっと早い段階でノーゲームになっていただろう)
多くの観客がスタンド下の通路に避難し、私も耐えきれなくなって避難。
ずぶぬれになり、エライ目に遭った!レインコートを買っておくべきだった。

通路は人でごった返しており、野球談義をしながら試合続行かコールドゲームかの判断を待っていた。
しかし、なかなか判断が下されない。
30分ぐらい経ってようやくコールドゲームに決定。
その瞬間、その時点でリードしていたロッテのファンが私のそばでガッツポーズしていた。

帰りは外苑前から地下鉄銀座線に乗る。

半蔵門線に乗るべきか、銀座線に乗るべきか迷ったのだが、カンで銀座線に決定。
あとで知ったのだが、この時半蔵門線に大幅な遅れが発生しており、自分のカンは正しかったことになる。

神田駅でJRに乗り換えて、御茶ノ水駅に到着。
ホテルに戻ったころにはくたくたに疲れ、その晩は非常によく眠れた。