身辺雑記的なこと(2011年8月)

 7月下旬頃から仕事が一気に忙しくなり、お盆ごろまでまとまった休みがなかった。
   13日の海水浴も前日から当日朝にかけてかなりハイペースで仕事をして、どうにかこうにかこうにか参加。 
 翌14日は忙しすぎて大連のPX工場反対デモを見に行く暇すらなかったし、ネットでニュースをチェックする時間すら惜しかった。ネット友達が心配して連絡をくれたりしたが、自分の家は大連市中心部からかなり離れているので、デモの時も平常時と全く変わらなかった。

 ネット友達との連絡のためTwitterは再開したけど、その後は歴史・民族関連の話題と雑談に限定。しかも仕事が忙しいのであまり頻繁にツイートできない。
 まあ、今年初めにTwitterを始めた元々の目的は歴史系サイト/ブログの中の人との交流だったので、原点回帰とも言える。

 翌8月15日にビザ(居留証)を更新し、19日に受領。手続は特に問題なく終わった。
 
 21日、歯の詰め物がとれたので、嫁に去年行ったことがある金州の歯医者へ連れていってもらった。そこの歯医者は腕がいいし、値段も市内に比べれば安い。

 金州に行くために乗合タクシーに乗った時、自分が日本人だと言ったら、その運ちゃんがカタコトの日本語を話し始めた。
 運ちゃんは50代ぐらいのおじさんで、以前とある日本企業の運転手だったとのこと。
 当時は、行き先の指示関連の日本語はほぼ問題なく話せたが、今はほとんど忘れてしまったと言っていた。
 それからしばらくその会社の日本人のエライさんの話題とか、日本と中国の道路交通の比較とかの話題でおしゃべり。韓国にも半年ほど行ったことがあると言っていた。日本企業の社長の誘いで日本に行く話があったが、いろいろあって結局行かなかった、行っとけばよかったなあという話もしてくれた。

 金州の歯医者に到着後、とりあえず詰め物していた歯の虫歯に食われていた部分を削って、型をとった。
 昨日(26日)午後セラミックの詰め物ができたという連絡があった。
 週末は翻訳が忙しいので、月曜日に行くと返事しておいた。

 歯医者での治療が終わってから、電車で大連市内に戻った。
 大連駅への到着前、港の方に例の空母が見えた。乗客は無関心。
 ずっと前から現在位置に停泊しているので、もう見慣れた風景なのだろう。

 大連駅から歩いて、天津街をぶらぶら。土曜の夜なのですごい賑わい。
 馴染みのウイグル人のケバブ屋でケバブを買う。
 いつものように、こっちが「ヤクシムシーズ(ウイグル語の「こんにちは」)」と挨拶し、ウイグル人が「こんにちは」と日本語で挨拶(もう夜だったけど)。他のお客さんが思わずこっちを見ていた。店のウイグル人は以前少し日本語を勉強したことがあるらしい。
 人気の店だけあってうまい!

 翌22日は図書館に行って本を借りたり、市内をぶらぶら。
 そして、大連駅前の久光デパート(香港資本の富裕層向けデパート)へ。
 内装はものすごく綺麗で、外とはまるで別世界。地下スーパーは日本の「デパ地下」を小ぶりにした感じで、ゴーフルの風月堂も店を出していたし、スーパー入口前には北海道の観光地図(中国語版)まで置いてあった。
 デパ地下をぐるっと見てから、いったん9Fの日本風ラーメン屋で食事。味は可もなく不可もなし。それから、地下のスーパーに戻って日本式の味噌、ハナマルキのインスタント味噌汁、日本風うどん、味の素のかつおだし、亀田の柿の種等を購入。以上全て中国国内生産。
 これだけ全て中国国内製でそろうということは、日本料理店、駐在員、中国の富裕層の需要があるのかな?

 今週は近所の店に行ったり、嫁と火鍋を食べに行った以外は、ほぼ家にこもりきりで仕事。
 さきほど月曜納期の翻訳原稿の本文翻訳が終了!
 あとは図表の作成、レイアウト。
 明日、明後日2日あるので時間的には十分。
 今夜の仕事はここまで。

身辺雑記的なこと(2011年8月)” に対して2件のコメントがあります。

  1. 龍心 より:

    御世話になります。こちらも今は教科書出版のためのゲラが来ました。校正に追われています。今回の記事はとても面白く拝見致しました。御地の日常風景もあって、現地に伺った気分にもなりました。今年はそう思う程までに渡航できていないです。8/29には都内の東洋文庫にお邪魔して何とか発表準備を整えたいと考えております。満洲語文献、まだまだ鉱脈はあるような(笑)気がしています。

    1. 電羊齋 より:

      こちらこそいつもお世話になっております。
      教科書出版準備ご苦労さまです。
      記事をお褒めいただき光栄です。次回の渡航の折にもよろしくお願いいたします。
      おっしゃるとおり、満洲語文献はまだまだ未発見の鉱脈がたくさん眠っていると思います。
      今後も大きく期待できる分野だと思います。

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