北京游記之五 ―故宮 天安門~太和殿―
天安門を見た後、いざ故宮へ。
月曜日とはいえすごい人
天安門内側から撮ってみた写真
故宮・天安門・人民英雄記念碑・毛主席紀念堂が一本の中軸線上に位置していることがよくわかる。
ちょうど昼前だったので、天安門と端門の間の中華風ファストフード店(小吃)で小籠包を食べて腹ごしらえ。店の看板には英語で“FAST FOOD”と書かれているが、メニューは中華風ばかりで、英語を話せる店員もいないようだった。私が食べている時も、欧米人観光客が数組やってきたが、店の中を覗いたとたん引き返していた。欧米人向けのメニューを出すなり、英語の話せる店員を配置するなりして、客を呼んだほうがいいと思うのだが。
腹ごしらえが終わった後、端門をくぐって午門へ。
午門外で武装警察がちょうど徒手格闘技の練習をしており、観光客の目を引いていた。
動きはやはり中国拳法風で、自衛隊や米軍の徒手格闘技とは大きく異なっていた。
うまく写真を撮れなかったが、武器を持った相手に対する防御や反撃の型もなかなか面白かった。
午門前の切符売り場で切符(40元)を購入した後、午門をくぐって故宮博物院へ。
午門をくぐった後、午門の上に登ってみた。パノラマレンズが欲しい。
正面に見えるのは端門
午門は、清代には凱旋した遠征軍が捕虜を皇帝に献上する儀式(献俘)が行われ、皇帝はここから遠征軍の指揮官と捕虜たちを見下ろした。皇帝権力の視覚的表現として、これ以上のものはないだろう。
午門の門楼内ではちょうどイギリスの宝石メーカーが展示会をやっていた。エアカーテンや自動扉で外気からしっかりガードしている。自分のところの文物もそれぐらいしっかり管理して欲しいものだが。
全く興味がないのですぐに外へ出た。
午門を見終わった後、太和門と太和殿へ。武英殿も見たかったが、残念ながら非公開のようだった。
太和殿前は各国の観光客で一杯。日本語、英語、フランス語、イタリア語などなど、いろいろな言葉が聞こえてきた。
前回、2006年に来た時は修理中だったので感激した。