関東旅行記――2日目 2024年5月29日 展示、銀ブラ、ハチ公、岡本太郎と東京ドーム
2日目は9時前に起床。
前夜は疲れていたのでよく眠れた。
前夜にずぶぬれになった衣服をホテルのフロントに持って行き、クリーニングを依頼。
それからホテルの食堂で洋定食の朝食を摂る。
10時頃にホテルを出る。
まず、銀座の高島屋史料館へ。
高島屋資料館ではまず『ジャッカ・ドフニ 大切なものを収める家ーサハリン少数民族ウイルタと「出会う」』展を見学。
係員によると、展示室内の展示物は撮影禁止で、入口と入口付近のウイルタ住居模型は撮影OKとのことだった。
『ジャッカ・ドフニ』展は、小さな展示だったが、ウイルタの人々の豊かな文化と歴史が理解できた。
そして、近代国家が定めた「国境」と戦争に翻弄されるウイルタの人々の歴史にはいろいろ考えさせられるところが多かった。
引き続いて、関連の『新田樹写真展 雪』を見学。
サハリン残留韓国・朝鮮人、日本人などを撮った写真展。
「大日本帝国」の様相とその崩壊、そしていまだに続く問題について考えさせられた。
二つの展示からは、やはり「大日本帝国」の様相、そして「大日本帝国」の店じまいをきちんとしてこなかった(あるいは失敗した)のが、戦後アジアのいろいろな問題に繋がっているのだなと感じた。
高島屋を出てからは銀座を歩く。
前を歩いている中国人たちが「中国人忒多啦!像南京路一样的感觉!」(中国人めっちゃ多いやん!南京路みたいやわ!)と笑っていた。
確かに中国人観光客が多い。
内装はしゃれていて、選書のセンスもなかなか良い。
本を2冊購入した。
2冊ともテーマ的になかなか面白そう。
銀座の時計塔を見上げ、「これがゴジラに壊されたビルかあ」と感慨にふける。
地下鉄銀座線の新橋駅まで歩いて、地下鉄に乗って渋谷駅に移動。
忠犬ハチ公像が目当て。
現地に着いてみると、忠犬ハチ公像前で記念撮影をしようとする観光客たちで行列ができていた。
外国人観光客が多い。忠犬ハチ公は外国でも有名らしい。
それから有名な渋谷スクランブル交差点を見る。
東京って人が多いなあと思った。
JR渋谷駅と渋谷マークシティとの連絡通路からもう一度渋谷スクランブル交差点を見る。
外国人観光客がスクランブル交差点を上から撮影していた。
そして後ろを振り返り、岡本太郎『明日の神話』を観賞。
なんというか言葉では表現できない感覚だった。
『明日の神話』を観賞してから、JR水道橋駅へ。
水道橋駅前で遅い昼食を食べてから東京ドームへ。
東京ドーム前の戦没プロ野球選手を追悼する「鎮魂の碑」に手を合わせ、野球殿堂博物館を見学。
野球殿堂博物館では野球にまつわる展示が豊富で非常に面白かった。
野球ファンは必見。
それから東京ドームに入場。
この日は巨人VSソフトバンク戦。
この日も中立の立場で観戦。
3塁側スタンドのポール際あたりで観戦。
周りはホークスファンが多く、巨人ファンも一定数いた。
近くの巨人ファンがかなりの勢いで酒を飲んでいて、ワイワイしゃべっていて居酒屋状態。
隣のホークスファンもかなりエキサイトし、狂喜したり、落ち込んだりして大変。
その中で私は一人淡々とビールをすすりつつ観戦。
東京ドームの売店、売り子の支払方法は完全にキャッシュレス化されており、いろいろな支払方法が使えたので便利だった。
両チームともチャンスは作るがなかなか点が入らない。
中立の立場で観戦している自分にとっては非常に面白い試合だが、両チームのファンは大変。
そして延長12回まで行って、巨人の吉川尚のサヨナラヒットで試合は決着。
いままで現地観戦していて延長12回まで行ったのは初めてだし、延長12回サヨナラも無論初めて。
野球の面白さをたっぷり堪能できた。
ただ、長時間座っていたのでお尻が痛かった。
水道橋から御茶ノ水のホテルに戻り、クリーニングに出していた服を受け取り、部屋に戻った。