2024年6月10日 月曜日 晴れ時々くもり お仕事と読書

7時半に起きてゴミ出し。

それから二度寝して10時半頃に起きる。

11時半頃から19時ごろまで仕事。
今日も中国語原文ベースで4000字ほど翻訳し、現在作業している原稿はひととおり翻訳終了。
明日チェックと推敲を行い、明後日朝に納品する予定。

目が疲れた~!

19時過ぎにシャワーを浴び、それから夕食。

夕食後、しばらくボーッとしてから、白石典之『元朝秘史――チンギス・カンの一級史料』(中公新書2804、中央公論新社、2024年)を読む。
前夜から読み、本日読了。

本書は『元朝秘史』そのものの訳注ではなく、『元朝秘史』を読むためのガイドブック的な本。
『元朝秘史』の解題、日本と海外での『元朝秘史』研究史、ストーリーの紹介と登場するモンゴル文化の解説、地名の比定、他史料との比較検討など盛り沢山の内容。
個人的には、やっぱり「盟友(アンダ)」ジャムカの描き方、『元朝秘史』の数々の記述からうかがえる当時のモンゴル人の文化と考え方が非常に興味深い。
また、考古学的成果も活かし、プロトモンゴル集団の発生、モンゴル高原の各部族と金・西遼との関係なども解説されている。
非常に面白かった。

あと、これは余談ですが、実は高校の時の世界史の先生がチンギス・カンというかモンゴル大好きで、『元朝秘史』に出てくる有名なシーンを授業中にものすごく熱心に解説してくれまして……。
ジョチとチャガタイの確執なんてテストにも受験にも出ないのに……。
先生はどうもジョチに強い思い入れがあったらしいです。
この本を読んでその先生のことを思い出しました。
先生、おかげで私は歴史好きなろくでもない大人に育ちましたよ~!

白石典之『元朝秘史――チンギス・カンの一級史料』(中公新書2804、中央公論新社、2024年)