2024年10月20日 日曜日 晴れ 無人の荒野と島耕作と昼飲みなど

昨夜寝る前に、和山やま『女の園の星』1 (フィールコミックス、祥伝社、2020年)を読んだ。
女子高という「女の園」に勤務する「星」先生と同僚たちと生徒たちの物語。
淡々とした描写ながら独特のなんとも言えない味わいがありジワジワくる面白さがある。
特に学級日誌の話とクラス犬セツコの話と観察日記の話が面白かった。

9時頃に起床。
かなり眠い。

『島耕作』の沖縄の基地反対派関連のデマを知る。
『島耕作』は、読者層のサラリーマンに合わせて、その時の世間の流行(の上っ面だけ)をなぞるところがあると思う。
中国市場進出ブームに乗った中国篇(『取締役島耕作』あたりだったかな)でそう感じ、いつの間にか読むのをやめていた。
今回のデマはそれが最近流行のネトウヨ言説になっただけだろう。ある意味『島耕作』らしいんじゃないの?
もちろん、だからといってそれでいいというわけではなく、言語道断であるが。

自分個人としては「軍事的合理性」からいえば南西諸島・沖縄に米軍・自衛隊の基地は必要だと思っている。
ただし、世の中には「軍事的合理性」もあれば、「生活者としての合理性」もあれば、「政治的合理性」もあり、その他にも数限りなく「合理性」が存在する。
どうも一部の保守派や「軍事に詳しい」方々は「軍事的合理性」のみを考慮し、「生活者としての合理性」などその他の合理性を軽視しがちな悪癖がある。
彼らの言説を聞いていると、まるで無人の荒野で軍隊のみが行動しているように思える。「ただし摩擦はないものとする」という机上の物理問題のようなもの。
本来は「軍事的合理性」とその他の「合理性」を総合的に考慮し、調整するのが「政治」の仕事なのだが、最近の日本の政治家はそれをサボり、シワ寄せを沖縄に押しつけるのみ。
なんということか。
国民あっての国防であろう。

『島耕作』の話に戻る。
『島耕作』はまだ続いてるんだねえ。へえ、今は「社外取締役」なんだなあ。
私の場合、「取締役」あたり、中国進出篇あたりから読まなくなったかな。
自分自身がある程度大人になったのと、中国についてある程度知るようになり、さすがに現実との違いが見えてきたせいかも。なんというか上っ面をなでてるような気がしたもので。
あと、作品内の女性観、女性描写がなじめなかったというのもある。
それと自分は男性なんだけど、女を取っかえ引っかえするタイプの主人公には共感できない(そういうのに憧れている男性諸氏が多いのは理解するが)。
男性だからといって、ハーレム展開が好きとは限らんぞ。

また、自分の場合、島耕作に共感できないもっとも強い要素として、サラリーマン社会のファンタジーに共感できないというのがあるのかもしれない。
それこそ自分にとっては完全な「異世界」。
自分は親も周りも工事現場の「職人」ばかりで、今でも「職人」的な生き方をしているから。

昼頃、河川敷を1時間ほどウォーキングし、スーパーで買い物。
帰宅後にリングフィットで筋トレし、ストレッチと背筋トレーニングも実施。

シャワーを浴びてから昼食を摂り、昼飲み。
昼頃の努力を無にする所業である。

『ノイエ銀英伝』第三十八話「決意と野心」を見る。
今回は、いろいろな「家族」が印象的だった。
詳しくは別の記事に書く。
https://talkiyanhoninjai.net/archives/13519

『ノイエ銀英伝』を見終わってからこのブログを書く。