2025年5月5日 月曜日 晴れ 春の古書大即売会最終日

今日は完全オフの日。
7時ごろに起床。

朝食を済ませたあと、8時ごろにゴミ出しへ。
外ではカラスが元気に鳴いていた。今日はゴミの日。どうやらカラスも曜日をしっかり把握しているらしい。

ゴミ出しのあと、9時半ごろまでモンゴル語の勉強。
4月から始めたものの、忙しさにかまけてなかなか進まず、まだ挨拶や自己紹介のあたりで足踏み中。
「こんにちは」、「わたしの名前は○○です」、「わたしは日本人です」といった基本表現は覚えたところ。
まあ、少しずつ進めていけばいいだろう。

 

『ニューエクスプレスプラス モンゴル語』1 お名前はなんですか(自己紹介)
『ニューエクスプレスプラス モンゴル語』2 私は日本人です(自己紹介)

その後、家を出て、10時10分ごろにみやこめっせの古書大即売会に到着。
初日にもたくさん買ったが、本の追加があるかもしれないし、今日は最終日ということもあり、もう一度覗いてみることにした。

会場では2時間ほどゆっくりと見て回った。

今日の収穫は以下の13冊。
どれも良い本ばかりで、大満足。

  • 『中国考古重大発掘文物 北方騎馬民族の黄金マスク展』(旭通信社、1996年)
  • 箭内亙『蒙古史研究』(刀江書院、1966年)
  • 狩野直喜『支那学文藪』(みすず書房、1973年)
  • ジャック・ジェルネ 著、鎌田博夫 訳『中国とキリスト教――最初の対決』(法政大学出版局、1996年)
  • 加藤九祚『初めて世界一周した日本人』(新潮選書、1993年)
  • 伊東忠太『琉球――建築文化』(東峰書房、1942年)
  • 琉球新報社 編『写真集 むかし沖縄』(琉球新報社、1978年)
  • 『別冊環6 琉球文化圏とは何か』(藤原書店、2003年)
  • 阿川弘之『南蛮阿房列車――乗物狂世界を駆ける』(新潮社、1977年)
  • 阿川弘之『南蛮阿房第2列車』(新潮社、1981年)
  • ピエール・バイヤール 著、大浦康介 訳『アクロイドを殺したのはだれか』(筑摩書房、2001年)
  • 敦崇 編、小野勝年 訳注『北京年中行事記』(岩波文庫、1941年)
  • 桂川甫周 著、亀井高孝 校訂『北槎聞略――大黒屋光太夫ロシア漂流記』(岩波文庫、1990年)

みやこめっせの古書大即売会で購入した本、計13冊(2025年5月5日)

 

特に面白そうなのは以下の本たち。

『中国考古重大発掘文物 北方騎馬民族の黄金マスク展』は、遼(契丹)の陳国公主墓の文物が中心の展覧会図録で、なかなか読み応えがありそう。

箭内亙『蒙古史研究』、狩野直喜『支那学文藪』は言わずと知れた名著。
思っていたよりも安く手に入ったのはうれしい反面、「この本の価値はこんなもんじゃないぞ!」という気持ちもあって、少し複雑。
昔の東洋学者の文章には独特の香りがある。広い視野、深い学識、そして対象への愛情。
もちろん今読むと時代的、環境的な限界、不充分な点、誤った点もあるけれど、良くも悪くも専門化した現在の学者・研究者たちの論著にはない味わいがある。

琉球・沖縄関連の本も少しずつ集めている。父方のルーツが奄美群島にあることもあり、琉球・沖縄との歴史的・文化的・言語的・地理的な近さから興味を持っている。

阿川弘之『南蛮阿房列車』シリーズは海外鉄道旅行記。
パラパラと読んだだけでも、時代の空気が漂ってくる。あのオリエント急行にも乗っているらしい。

バイヤール『アクロイドを殺したのはだれか』は、クリスティの『アクロイド殺し』に対する異論本。「ポワロの推理には無理があるのでは?」という視点。
『アクロイド殺し』は既読なので、こちらもじっくり読んでみたい。

ほかの本も掘り出し物ばかり。
欲しい本はまだまだあったが、キリがないので今回はここまでにしておいた。

 

いったん帰宅して本を置き、スーパーで昼食と食料品を買って昼ごろに戻ってきた。

 

外はすっかり初夏の陽気。
重たい本を抱えて帰ってきたので、汗だくに。帰宅してすぐにシャワーを浴びた。

本をざっと整理してから昼食。

ああ、ますます本の置き場所がなくなってきた。
すでに本棚は2列状態、本の上にさらに本を積み、あとは床に平積みするしかない。
なぜ本は増殖するのだろう。

 

午後はノンアルコールビールを飲みつつ、中日VS横浜(バンテリン)を観戦。
中日のゴールデンルーキー・金丸が初登板。直球が良く、6回2失点で敗戦投手にはなったものの、内容は悪くなかった。
阪神ファンとしては、今後手強い相手になりそうでちょっと心配。

その後、ロッテVS楽天(ZOZOマリン)を観戦し、18時からは阪神VS巨人(東京ドーム)。
今日の戸郷(巨人)は球がよく走っていて打ちにくそう。どうやら二軍でしっかり立て直してきたようだ。
これを書いている今、6回表でスコアは3-1で阪神リード。