2025年5月17日 土曜日 雨のちくもり 読書
8時頃起床。
かなり眠い。
朝食後、読書を開始。
まず松下憲一『中華とは何か――遊牧民からみた古代中国史』(ちくま新書 1856、筑摩書房、2025年)を読む。
昼食をはさんで15時頃に読了。『読書メーター』に感想を投稿し、さらにさきほどブログの書評記事としても投稿した。
松下憲一『中華とは何か――遊牧民からみた古代中国史』(ちくま新書 1856、筑摩書房、2025年)
読書メーター
https://bookmeter.com/reviews/127943844本ブログでの書評記事
https://talkiyanhoninjai.net/archives/14632
なお、本書の主題からは外れるが、「中華思想」に対する現代的な理解についても一言触れておきたい。
日本において「中華思想」という語は、しばしば現代の中国におけるナショナリズムへの批判の文脈で触れられる。
しかし、現在の中国におけるナショナリズムは、「主権国家」、「国境」、「領土」、「国民」、「民族(中華民族)」、「言語(中国語)」といった近代的概念・カテゴリーを基礎としたものであり、古典的な「中華思想」とは本質的に異なる思想体系である。
実際には、近現代の中国人自身が伝統的な「中華思想」では近代国家の枠組みに対応できないと認識し、それを改変・再構築して新たなナショナリズムを形成したという歴史的経緯がある。
なお、こうした古代的な理念を現代の政治的枠組みに適合させるプロセスは、中国に限らず世界各地で観察される現象であり、比較視点からの研究が求められるだろう。
これらについては、今後さらに学びを深めたい。
さて、15時頃から阪神VS広島戦を見る。
14時の試合開始から見なかったのは阪神ファンとしてはまことに不心得である。
今日は大竹が好投し、打線も点を取り、岩崎が通算100セーブを達成!
いい勝ち方ができた。
それから、鈴木開『世界史のリテラシー 朝鮮は、いかに「外患」を克服したのか――ホンタイジによる丙子の乱』(教養・文化シリーズ、NHK出版、2025年)を読む。
2~3時間ほどで読了。コンパクトにまとまった良い概説書だった。
こちらの感想については、読書メーターに投稿した後、本ブログの書評記事としても投稿した。
鈴木開『世界史のリテラシー 朝鮮は、いかに「外患」を克服したのか――ホンタイジによる丙子の乱』(教養・文化シリーズ、NHK出版、2025年)
読書メーター
https://bookmeter.com/reviews/127948295本ブログでの書評記事
https://talkiyanhoninjai.net/archives/14616
夜は巨人VS中日、ヤクルトVS横浜を見ながら一人鍋を食べる。